京都産業大学では、一人ひとりの学生が充実した学生生活を送る中で、主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学で学問を探求し豊かな学びと出会えるよう様々な修学支援を行っています。
また、支援にあたっては、入学前から卒業に至るまで継続したきめ細かな修学支援が展開できるよう、教員・職員・保護者・大学・社会等が密接に連携し、学生をサポートする体制を整えています。

早期合格者を対象に、大学での学びに対する興味関心や意欲の喚起、高校までの基礎学力の維持・向上等を目的とした入学前教育を全学的に実施しています。

学部を問わず“大学での学び”にスムーズに移行できるようにすることを目的に、論理的思考力、批判的思考力、データ基づいた思考力の3つのプログラム等を用意し、希望したものを受講することができます。

入学後の専門教育を履修するために必要となる基礎学力の向上や入学までのモチベーションの維持等を目的に、日本語表現、課題図書レポート、数学や化学・生物の復習教材等の通信教育を実施しています。

新入生オリエンテーションは、大学での学修をスムーズに開始できるよう、入学後から授業開始までの期間を活用して全学的に実施します。新入生オリエンテーションでは、学部の教育目標や履修の仕組み、時間割の編成方法等について丁寧に説明するとともに、希望者に対して教職員による個別履修相談も行っています。
また、在学生にはセメスター開始前にガイダンスを実施し、履修全般の説明、希望者に対する個別履修相談等を実施しています。

新入生が自身の能力や興味を客観的に把握し、今後の大学生活の指針作成につなげられるよう「GPS-Academic」と呼ばれるアセスメントを実施しています。個人別の調査結果を全員にフィードバックし、今後の大学生活を送るうえで効果的に活用いただけるよう「フォローアップガイダンス」を実施しています。

ピア・サポーターは、2009年度からスタートした、「仲間（＝ピア）が、支援・助け合い（＝サポート）」する「学生による学生のための修学支援」です。ピア・サポーターとなる先輩学生たちが、新入生に対して、時間割の編成方法等の履修相談をはじめ課外活動や大学生活全般について、親切に相談に応じてくれます。

オフィスアワーでは、授業内容に関する質問や学修の進め方、今後の履修計画の相談の他、レポートや論文の書き方、就職や大学院進学等の進路に関する相談等、学生生活全般にわたる個人的な相談をすることができます。

きめ細かな仕組みと厳しさのある仕組みを併せ持つ履修計画・相談体制を構築しています。
履修計画相談、出席状況の確認による指導、単位の修得状況の確認による指導などのきめ細かな修学支援と、留年への注意喚起、自己回復への督励、成績不振に伴う退学等の勧告等を含めた修学指導を行います。この修学指導においては、修得単位の状況に加えて、本学の成績評価の信頼性を高める意味からもGPAを活用しています。

保護者と大学をむすび、連携を強化することを目的に、本学会場を中心に開催しています。学長等からの大学の現状説明、修学支援や就職状況についての報告会、さらには保護者との個別懇談を行っています。この個別懇談では、履修状況をはじめ、進路、大学生活等について大学関係者が相談にあたります（年度によって開催地は変わります）。修学支援については、オンラインによる個別相談も実施しています。

各学期の成績確定後、保護者宛に学業成績表を送付しています（2回／年）。
また、保護者からの希望に応じ、修学に関する相談を受け付けています。

「学びのポートフォリオ」には、学生個々への指導状況や教育懇談会における保護者との相談内容等の記録を蓄積し、入学から卒業までの継続的な修学支援に役立てています。