気をつけましょう!食中毒

食中毒とは、食べ物等に含まれた細菌やウイルスなどによって腹痛や嘔吐、下痢、発熱を引き起こす病気の総称です。
一般的に細菌性は夏に、ウイルス性は冬に多いと言われています。

原因

  • 細菌…サルモネラ菌、カンピロバクター菌、ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌(O157)等
  • ウイルス…ノロウイルス、ロタウイルス等

※食中毒の原因には細菌、ウイルスのほか、化学物質・自然毒もあります。
※化学物質・自然毒による食中毒はヒトからヒトへの感染はありません

症状

感染した細菌やウイルスにより症状が異なりますが

  • 吐き気、嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発熱

等が多くの場合にはみられます。

食中毒の予防のポイント

  1. 手洗い、うがいをこまめに!
    感染予防の基本。調理前、トイレの後は石鹸を使い必ず手洗いをしましょう。
  2. 生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ
    適切な温度で食材を保管して、細菌の増殖を防ぎましょう。
    テイクアウトやデリバリーを利用した際はすぐに食べるようにしましょう。すぐ食べない場合は長時間常温保存せず冷蔵庫で保存し、再加熱をしっかりしましょう。
  3. 食品の加熱は十分に! 生ものなるべく食べない
    細菌やウイルスは熱に弱いです。しっかり加熱することで細菌やウイルスは死滅します。
    夏場に生ものを食べることは避けましょう。食べる際には十分に気を付けましょう。
    加熱の目安
    腸管出血性大腸菌(O157)…食品の中心部分の温度が75℃で1分間以上加熱
  1. 調理器具等を清潔に保つ!
    調理器具を介して二次感染する可能性があるので、常に清潔な状態を保つことが大事です。
    もしも感染者が使用したお皿等があれば、アルコールではなく次亜塩素酸配合の消毒液で消毒しましょう。
  2. 汚物は衛生的に処理!
    感染者の嘔吐物や便には触れずに処理すること。触れたところを介して感染していきます。
  3. 体調管理をしっかりと!
    体調が悪いときは免疫力が低下しているため感染しやすいです。バランスの良い食事、質の良い睡眠を心がける等、普段からしっかり体調を整えましょう。

その他注意事項

  • 直接ペットボトルに口をつけ飲水すると、口内細菌が飲水物の水分、栄養分を利用し増殖していきます。直接口につけて飲む際は早く飲み切るようにしましょう。
  • キャンプへ行った際に、川の水を使い、食事をしたり食器を洗うと、水を介して食中毒になることがあります。キャンプ場に備えつけの水道水や持参したミネラルウォーターを使用するようにしましょう。

食中毒かな?と思ったら…

医療機関を受診!
水分をしっかりとりましょう!!
自己判断で下痢止めの服用は禁物です!!!

原因となった細菌やウイルスにより異なりますが、一般的に下痢や嘔吐等で体内から水分が失われます。失われた水分を経口や点滴等で補給し、脱水症状を改善することが大切です。
また、下痢がつらいからといって自己判断での下痢止めの内服は危険です。そのことが原因で体内にいるウイルスや細菌が増殖してしまう可能性があります。
必ず医療機関を受診し医師の指示に従いましょう。

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