■アテネ五輪を坂井学長に報告 陸上男子1600mリレー決勝・小坂田選手(OB)

2004.09.13

 アテネ五輪の陸上男子1600mリレーで日本過去最高
順位の4位入賞を果たした小坂田 淳さん(1997
(H9)年 経済学部卒業、大阪ガス勤務)が9月13日、
本学を訪ね、坂井東洋男学長に入賞報告をした。
「オリンピックでの任務は達成できました。一緒に出
場した補欠選手も含めたメンバーに感謝しています」
と五輪の感激を語った。

 小坂田選手は在学中、陸上競技部に所属。「京産大
時代にぐっと記録が伸びて五輪を意識するようになっ
た」という。4年生の時、アトランタオリンピックに
初出場。1600メートル決勝で5位入賞。続くシドニー
大会ではバトンを落とすアクシデントを経験。今回は
3大会連続の出場であるとともにシドニー大会での雪
辱も期していた。今大会の1600mリレーは他国の選手
とは逆手の左手にバトンを持ち、2位で第3走者につな
いだ。結果は3分0秒99で日本勢としてはこの種目過去
最高の4位。メダルまで0.09秒の激走だった。

 日本選手団のユニホーム(ブレザー)姿で現れた小
坂田選手は「自然体で臨めました。2位でバトンをつ
ないだ瞬間、後はまかせたという満足感を味わいまし
た」と話し、坂井学長から「北京大会では何歳になる
か。ぜひ目指してほしい」と励まされると「その種目
に耐えられる練習ができないと出場は難しいですが、
まずは9月23日の‘セイコー スーパー陸上2004ヨコ
ハマ’と、9月25-26日の‘全日本実業団対抗陸上競
技選手権大会’-新潟市-に向けて全力を捧げたい」と
意欲を見せていた。
アテネ五輪4位入賞の小坂田選手(左)と坂井学長(右)