京都文化学科開設記念リレー対談講座「京都学事始め」第3回 開催

2014.12.13

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 12月13日、2015年度の文化学部京都文化学科開設を記念した「リレー対談講座『京都学事始め』」第3回を、華道家元池坊次期家元池坊由紀氏をゲスト講師として迎え開催した。

 講座開始前に池坊由紀氏がいけた作品を見ながら対談講座がスタートし、「池坊」は家元が天台宗の六角堂住職を代々務めたという史実があり、仏教と深い関連をもつが、由紀氏はノートルダム小学校を卒業後、学習院に進学し、大学卒業まで西欧的教養も身に付けたことが華道を国際的に見ることにつながっていると語った。

 「池坊」では45年前からアメリカに講師を送り、華道の海外普及に力を入れている。平成27年度開設の京都文化学科の科目「英語で京都文化実習」には「池坊」からの協力を得、ネイティブの講師を迎える予定だ。由紀氏からも、伝統文化の国際化について、京都文化学科への協力は惜しまず、期待しているとの言葉があった。

 対談講座の後半では、室町時代の池坊専慶から安土桃山期、江戸時代を経て、現代へと続く池坊華道の歴史が日本文化の精髄となっている事情をスライドを用いて語った。
 「枯れた花にも華がある、豪華な花ではなく、ありとあらゆるものに花がある、命がある」など、由紀氏の華道の精神を表す言葉はとてもわかりやすく、参加者は深く頷きながら聴き入っていた。コーディネーターを務めた吉澤 健吉 教授と由紀氏の息の合ったやり取りと、由紀氏の穏やかで柔らかい雰囲気も相まって、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。

 由紀氏がいけられた作品を間近で鑑賞でき、写真撮影もできるというめったにない機会であり、多くの参加者が感激に浸っていた。

 なお、本リレー対談講座は、今年度内に全5回開催する。

今後の予定は次のとおり。

1月10日(土)
「比叡山と千日回峰行」
藤波源信氏(比叡山大阿闍梨)

2月21日(土)
「京料理と『和食』無形文化遺産」
高橋英一氏(瓢亭十四代当主)

詳細はこちら
いけられた花を観賞しながら対談スタート
当日、由紀氏によりいけられた作品
由紀氏による解説「枯れた花にも華がある」
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