むすびわざ講座「公開コース」開催

2014.12.06

 12月6日、本学むすびわざ館において、生涯学習むすびわざ講座「公開コース」「北朝鮮経済の改革・開放」、「近年の高病原性鳥インフルエンザの発生について」の2つが開講された。

 まず、経済学部 後藤 富士男教授が講師となり、「北朝鮮経済の改革・開放」と題し、講義を行なった。講義では北朝鮮経済の概況・対外経済等を中心に、統計資料とトピックを交えながら説明し、なかでも、開城工業団地における事業展開は北朝鮮にとっては重要な経済活動となっていると解説した。北朝鮮の動向はあまり知ることが少ないため、受講生は熱心に聴講していた。

 次に、総合生命科学部 _桑 弘樹教授が「近年の高病原性鳥インフルエンザの発生について」と題し、講義を行った。特にウィルスの遺伝子解析結果から、最近はH5N1亜型鳥インフルエンザウィルスの変異が進行し、渡り鳥などにより高病原性鳥インフルエンザウィルスが広範囲に及んでいる可能性があり、今後の発生状況を注視していく必要があると強調した。ウィルス検出のニュースが報道されるなどタイムリーな話題を、分かり易く説明した。

 講義終了後には受講生から、「めずらしい演題に興味を持てた」「高校で世界史を教えているので、授業で内容を紹介したいと思う」「鳥インフルエンザのことが良く理解できた」といった感想が寄せられた。
北朝鮮経済の概況について語る後藤教授
鳥インフルエンザの構造について解説する_桑教授
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