「ベルリンの壁建設」写真展でドイツ連邦共和国副総領事がスピーチ

2011.12.06

 外国語学部ドイツ語学科主催「ベルリンの壁建設」写真展が、12月1日から5号館1階ロビーにおいて行われている。第二次世界大戦からベルリンの壁がどのように建設されたのかについて、また、市民デモによる壁崩壊から東西ドイツ統一までの歴史についてなどがパネルで紹介されている。
 
 この写真展は1861年に日本とプロイセン(当時)の間で、修好通商条約が締結されてから今年で150年目を迎える「日独150周年」を記念し、本学外国語学部ドイツ語学科が大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館の協力のもと実施されたもの。

 12月6日には、シュテファン・ビーダーマン ドイツ連邦共和国副総領事を招き「ベルリンの壁」についてスピーチおよび解説が行われた。ビーダーマン氏は展示写真「銃撃命令−傷を負うもの、命を落とす者」を見ながら「東ドイツから西ベルリンへ壁を越えて脱出しようとした者の多くは、東ドイツの国境警備兵によって殺された。そんなことが1961年からおよそ28年間続いた」と当時の悲惨な状況を語った。また、展示写真「革命−われわれこそが国民だ!」を見ながら「この時の人々は心が一つだった。その強さと執念があったからこそ、今の時代がある」と話した。

 主催した外国語学部ドイツ語学科のヤスパゼン・マルテ 教授は「貴重な写真を20枚展示しているので、ぜひ見に来て何か感じて帰ってほしい」と話した。

 「ベルリンの壁建設」写真展は12月14日まで開催している。
写真を解説するビーダーマン ドイツ連邦共和国副総領事
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