第2回「全学FD/SDシンポジウム」・「FD/SD研修会」

2010.12.22

 12月22日(水)、教育支援研究開発センター、学長室、教学センター、キャリア教育研究開発センターが共同で、第2回「全学FD/SDシンポジウム−3つのポリシー策定の実践〜カリキュラム改善に向けて−」を開催し、会場の神山ホール第1セミナー室に本学教職員132名が集まった。

 第1部の基調講演では、佐藤 浩章氏(愛媛大学 教育・学生支援機構教育企画室副室長)が、文部科学省中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」(2008)が示す各大学における3つのポリシーの策定について、具体的手法と一貫性構築の意義について説明し、併せて具体的実践例として愛媛大学の策定に至るまでのプロセスの紹介を行った。

 第2部の意見交換会では、佐藤氏と参加者の間で活発な質疑応答あり、本学における3つのポリシーの策定に向け、教職員間でこれから直面すると思われる諸課題および策定に係る必要事項について、認識の共有化がなされた。

 上記シンポジウムに続いて、教育支援研究開発センター主催「FD/SD研修会(カリキュラム・ポリシー策定のためのカリキュラムマップ作成ワークショップ)」が開催され、本学教職員75名が参加した。講師は同じく佐藤氏が務め、各学部で開講している科目の名称が印字されたラベルを付箋に貼付し、さらにそれらを模造紙に並べ、マーカーで科目間の関連を図示化(マップ化)するワークショップを実践した。

 参加者からは「科目数の多さ、科目間の関係性など、カリキュラムに精通している教員にとっても困難な作業であった。教員と事務の視点にも違いがあり、今後はより協働していくことが必要だと感じた」などの感想があり、終始活気あるワークショップとなった。
基調講演を行う佐藤氏
ワークショップ(文化学部)の様子
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