岩倉 結衣(いわくら ゆい)
小さな町の公立高校に通う3年生。困っている人を見ると迷わず助ける優しい性格の持ち主。将来の夢は漠然としていて何も決まっていないが、自分が夢中になれる何かを探している。

星野 幸生(ほしの こうせい)
私立高校に通う2年生。サッカー部に所属。毎日部活と勉強の両立で忙しくしている。幼い頃から宇宙や天文の世界に憧れていて、今でも星座の名前はたくさん覚えている。

北山 雄希(きたやま ゆうき)
京都の私立大学2年次生。結衣と同じ地元出身で、今は京都市内に一人暮らし。大学生活を満喫しながら、将来は地元に貢献できることがしたいと考えている。趣味はランニング。

※この物語はフィクションです。実在の人物などとは関係ありません。

STORY#1 ぼうへのみち
その一歩は、小さくていい。

巡り行く季節。私-岩倉 結衣は、この季節が一番好きだった。しとしと降る優しい雨の晴れ間に光る花たちが眩しい。でも、今年はなにかが違う。湿った向かい風が、土の匂いを連れてくる。重たい空気を含んだ、高校生活最後の1年。いつもの電車、憂鬱になる話が耳に飛び込んでくる。周りの友達が次々と進路を決める中、自分はまだ夢を見つけられていない。そんなとき、ある言葉を思い出す。「ワンキャンパス…」何か惹かれるものを感じて、調べることにした。この一歩から、何かがうまれる予感を信じて。必要だったのは、ほんのちょっとの勇気。向かい風は、いつの間にか追い風に変わり、私の背中をそっと押してくれた。 巡り行く季節。私-岩倉 結衣は、この季節が一番好きだった。しとしと降る優しい雨の晴れ間に光る花たちが眩しい。でも、今年はなにかが違う。湿った向かい風が、土の匂いを連れてくる。重たい空気を含んだ、高校生活最後の1年。いつもの電車、憂鬱になる話が耳に飛び込んでくる。周りの友達が次々と進路を決める中、自分はまだ夢を見つけられていない。そんなとき、ある言葉を思い出す。「ワンキャンパス…」何か惹かれるものを感じて、調べることにした。この一歩から、何かがうまれる予感を信じて。必要だったのは、ほんのちょっとの勇気。向かい風は、いつの間にか追い風に変わり、私の背中をそっと押してくれた。

STORY#2 らいはひろがる
夢を、夢で終わらせない。

授業終わりの二者面談。「宇宙や天文について学んでみたい!」進路を聞かれて、悩まずそう答えた。僕-星野 幸生は、今も変わらず宇宙に興味を持ち続けている。幼い頃から憧れていた夢の世界。担任の先生が勧めてくれた大学案内を眺めていると、とあるページで手が止まる。「キャンパスに天文台?」宇宙と近いその場所に、心を弾ませた。 授業終わりの二者面談。「宇宙や天文について学んでみたい!」進路を聞かれて、悩まずそう答えた。僕-星野 幸生は、今も変わらず宇宙に興味を持ち続けている。幼い頃から憧れていた夢の世界。担任の先生が勧めてくれた大学案内を眺めていると、とあるページで手が止まる。「キャンパスに天文台?」宇宙と近いその場所に、心を弾ませた。

STORY#3 びしろはむげんに
可能性は、果てしなく。

 潮風が心地よい夏の夕暮れ。昔よく遊んだ海辺にふと立ち寄ると、珍しい顔と出会った。「結衣!久しぶり。」幼なじみの彼-北山雄希は、昔から何でも相談に乗ってくれる頼もしい存在。大学進学のために地元を出てから、2年ぶりの再会だ。「結衣もいよいよ大学生か。進みたい方向性はもう決められた?」「うん、海外に興味があるから国際関係について学びたいなと思ってる。留学もしてみたくって……。」 広い世界をもっと知りたい、たくさんの人にもっと出会いたい。周りの友達にはどこか恥ずかしくて、言い出せなかった心の内を明かした。大学生の幼なじみとの久しぶりの再会で会話が弾む。 京都での大学生活について尋ねると、「いろんな人や先生がいてさ、本当に楽しいし、  まだまだ成長できるって感じるんだ。」そう話す彼の顔は、以前会った時より大人びて見えた。私も頑張ろう。果てしなく広がる海のように、 自分の夢を広げられる気がした。  潮風が心地よい夏の夕暮れ。昔よく遊んだ海辺にふと立ち寄ると、珍しい顔と出会った。「結衣!久しぶり。」幼なじみの彼-北山雄希は、昔から何でも相談に乗ってくれる頼もしい存在。大学進学のために地元を出てから、2年ぶりの再会だ。「結衣もいよいよ大学生か。進みたい方向性はもう決められた?」「うん、海外に興味があるから国際関係について学びたいなと思ってる。留学もしてみたくって……。」 広い世界をもっと知りたい、たくさんの人にもっと出会いたい。周りの友達にはどこか恥ずかしくて、言い出せなかった心の内を明かした。大学生の幼なじみとの久しぶりの再会で会話が弾む。 京都での大学生活について尋ねると、「いろんな人や先生がいてさ、本当に楽しいし、  まだまだ成長できるって感じるんだ。」そう話す彼の顔は、以前会った時より大人びて見えた。私も頑張ろう。果てしなく広がる海のように、 自分の夢を広げられる気がした。

STORY#4 めみるほしぞら
未来を叶える、想像のチカラ。

オープンキャンパスに参加するのは初めてだった。 高校よりも広大な敷地。大学生の活気。 国内の私立大学では最大となる望遠鏡を備えた天文台や、 特色ある学習空間など充実した設備。 そのどれにも圧倒されてしまう。  「キャンパスを案内しようか」と、ふと声をかけられる。 イベントを運営している大学生で、 青いポロシャツがスタッフの特徴のようだ。 大学生活のことから普段の何気ないことまで、 色々教えながら案内してくれた。  「最後は、ここ。」 キャンパスから見渡した景色に、息をのんだ。 「夜には星が綺麗に見えるんだよ。」 案内してくれた大学生の言葉で、 リアルなイメージが頭に浮かび上がる。 京都の夜景に負けない満天の星たち。 「いつかこの天文台から、もっと近くで星を見てみたい。」 未来へ向かう歩みは、既に始まっていた。 オープンキャンパスに参加するのは初めてだった。 高校よりも広大な敷地。大学生の活気。 国内の私立大学では最大となる望遠鏡を備えた天文台や、 特色ある学習空間など充実した設備。 そのどれにも圧倒されてしまう。  「キャンパスを案内しようか」と、ふと声をかけられる。 イベントを運営している大学生で、 青いポロシャツがスタッフの特徴のようだ。 大学生活のことから普段の何気ないことまで、 色々教えながら案内してくれた。  「最後は、ここ。」 キャンパスから見渡した景色に、息をのんだ。 「夜には星が綺麗に見えるんだよ。」 案内してくれた大学生の言葉で、 リアルなイメージが頭に浮かび上がる。 京都の夜景に負けない満天の星たち。 「いつかこの天文台から、もっと近くで星を見てみたい。」 未来へ向かう歩みは、既に始まっていた。

STORY#5 ざすさきへと
今、心が動きだす。

木々が少しずつ色づき始め、 新しい季節の訪れを知らせてくれる。  僕-北山 雄希は、地方創生をテーマとした 大学のプロジェクトに参加することになった。 学生同士が刺激し合い、ともに学びを深められる 学習スペースの1つ「ラーニングコモンズ」で、 仲間とプロジェクトについて話し合う。 夏休みに久々に帰った故郷で、改めて地方の現状を 目の当たりにしたからか、議論にもだんだんと熱が入る。  人々が支え合って生きる、地方での暮らし。 そのどれもがたくさんの魅力であふれている。 けれど、同じくらい問題も多く抱えている。 人々が目指す地域作りの実現に向けて 自分たちだからこそできること… 広いキャンパスの片隅で、 プロジェクトが動き始めた。 木々が少しずつ色づき始め、 新しい季節の訪れを知らせてくれる。  僕-北山 雄希は、地方創生をテーマとした 大学のプロジェクトに参加することになった。 学生同士が刺激し合い、ともに学びを深められる 学習スペースの1つ「ラーニングコモンズ」で、 仲間とプロジェクトについて話し合う。 夏休みに久々に帰った故郷で、改めて地方の現状を 目の当たりにしたからか、議論にもだんだんと熱が入る。  人々が支え合って生きる、地方での暮らし。 そのどれもがたくさんの魅力であふれている。 けれど、同じくらい問題も多く抱えている。 人々が目指す地域作りの実現に向けて 自分たちだからこそできること… 広いキャンパスの片隅で、 プロジェクトが動き始めた。

STORY#6 てしないそら
私の努力は、私を裏切らない。

いつもの通学路に木枯らしが吹いた。 赤や黄色の山々が彩る故郷に 少しずつ新しい季節の足音が近付いてくる。 迷って悩んだ日々を超えて、 やっと夢を見つけたあの日から、 私はこんなにも変わることができた。 受験までの最後の登り坂。 あとは、今できることを精一杯やるだけだ。 努力は報われるか分からないけれど、 頑張ればきっと実をむすぶと信じている。 だから私は絶対に諦めない。 これまで積み重ねてきた努力を信じて 夢を叶えてみせるんだ。 決意を新たに見上げた空は、 いつもより澄み渡って見えた。 いつもの通学路に木枯らしが吹いた。 赤や黄色の山々が彩る故郷に 少しずつ新しい季節の足音が近付いてくる。 迷って悩んだ日々を超えて、 やっと夢を見つけたあの日から、 私はこんなにも変わることができた。 受験までの最後の登り坂。 あとは、今できることを精一杯やるだけだ。 努力は報われるか分からないけれど、 頑張ればきっと実をむすぶと信じている。 だから私は絶対に諦めない。 これまで積み重ねてきた努力を信じて 夢を叶えてみせるんだ。 決意を新たに見上げた空は、 いつもより澄み渡って見えた。

STORY#7 まえのないほし
輝く星が、照らす道。

オープンキャンパスに参加してから ずっと楽しみにしていた天体観望会。 天文台のドームに入り、国内の私立大学では 最大の口径を誇る望遠鏡に圧倒された。  「北山さん!」 あの日、キャンパスを案内してくれた 大学生との偶然の再会に、思わず声をかける。 天文台の話を聞いていると、あっという間に順番が回ってきたので、 胸が高鳴るのを感じながら、そっとレンズに近づいた。  「わぁ…すごい…」 望遠鏡を覗き込んで見えた世界。 色とりどりの星に、今にも手が届きそうだ。 「こんなに綺麗に見えるんだ。」 このキャンパスに来れば、 もっと宇宙や天文について詳しくなれるはず。 輝く星が、僕の行き先を照らしてくれた。 オープンキャンパスに参加してから ずっと楽しみにしていた天体観望会。 天文台のドームに入り、国内の私立大学では 最大の口径を誇る望遠鏡に圧倒された。  「北山さん!」 あの日、キャンパスを案内してくれた 大学生との偶然の再会に、思わず声をかける。 天文台の話を聞いていると、あっという間に順番が回ってきたので、 胸が高鳴るのを感じながら、そっとレンズに近づいた。  「わぁ…すごい…」 望遠鏡を覗き込んで見えた世界。 色とりどりの星に、今にも手が届きそうだ。 「こんなに綺麗に見えるんだ。」 このキャンパスに来れば、 もっと宇宙や天文について詳しくなれるはず。 輝く星が、僕の行き先を照らしてくれた。

STORY#8 びかさねたおもい
足跡は、確かな道となる。

足跡は、確かな道となる。 試験開始まであと少し。 緊張感がぐっと押し寄せ、 筆記具を握る手が、だんだん震えてきた。 周りに座るライバルたちが なんだか自信満々に見えるけれど、 負けないように私も前を向く。 最後の試練に挑む。 「私は、一人じゃないんだ。」 夢に向かって頑張り続けた日々や、 支えてくれる人たちの顔を思い浮かべながら 落ち着いて深呼吸する。 あの日、勇気を出して踏み出した一歩は、 この瞬間までつながっていた。 足跡は、確かな道となる。 試験開始まであと少し。 緊張感がぐっと押し寄せ、 筆記具を握る手が、だんだん震えてきた。 周りに座るライバルたちが なんだか自信満々に見えるけれど、 負けないように私も前を向く。 最後の試練に挑む。 「私は、一人じゃないんだ。」 夢に向かって頑張り続けた日々や、 支えてくれる人たちの顔を思い浮かべながら 落ち着いて深呼吸する。 あの日、勇気を出して踏み出した一歩は、 この瞬間までつながっていた。

STORY#9 しんばんのかなた
希望に満ちた、旅の始まり。

挑戦の舞台は、とある小さな港町。  地方をもっと元気にしたい。 そしてなにより、暮らしの中にある魅力を この町の人たちに再発見してもらいたい。  役場や住民の方にインタビューを行うなかで、 意外にも、特産品に触れる機会が少ないことが明らかに。  プロジェクトチームで話し合いを繰り返し、 特産品に愛着を持ってもらえるような イベントを企画することとなった。  チーム一丸となり、取り組んで数カ月、 待ちに待ったイベントの開催日がやってきた。  天候にも恵まれ、イベントは予想以上の盛況ぶりで、 特産品に愛着を持ってもらえたのではと、ほっと胸をなで下ろす。  個性豊かな仲間たちが集まって 作り上げた地方創生のプロジェクト。 それぞれの目線が違うからこそ 成功を収めることができた。  僕は、これからも挑戦し続ける。 なりたい自分を、成し遂げたい未来を 学びの中で見つけることができたから。 挑戦の舞台は、とある小さな港町。  地方をもっと元気にしたい。 そしてなにより、暮らしの中にある魅力を この町の人たちに再発見してもらいたい。  役場や住民の方にインタビューを行うなかで、 意外にも、特産品に触れる機会が少ないことが明らかに。  プロジェクトチームで話し合いを繰り返し、 特産品に愛着を持ってもらえるような イベントを企画することとなった。  チーム一丸となり、取り組んで数カ月、 待ちに待ったイベントの開催日がやってきた。  天候にも恵まれ、イベントは予想以上の盛況ぶりで、 特産品に愛着を持ってもらえたのではと、ほっと胸をなで下ろす。  個性豊かな仲間たちが集まって 作り上げた地方創生のプロジェクト。 それぞれの目線が違うからこそ 成功を収めることができた。  僕は、これからも挑戦し続ける。 なりたい自分を、成し遂げたい未来を 学びの中で見つけることができたから。

STORY#10 りかえしさくはな
君、むすび花咲く。

春の訪れを知らせる桜の花。 新しい環境に馴染めるかな。 不安はあるけれど、色々なことに 挑戦してみたい。 どんな日々や、どんな出会いが 待っているのか、楽しみがいっぱい。 生まれて初めて故郷を離れ、 一人で見る鴨川沿いの満開の桜は 大学生活への期待と同じくらいまぶしい。 夢の花は、咲き始めたばかり。 この気持ちを忘れずに 一日一日大切に過ごしていこう。 春の訪れを知らせる桜の花。 新しい環境に馴染めるかな。 不安はあるけれど、色々なことに 挑戦してみたい。 どんな日々や、どんな出会いが 待っているのか、楽しみがいっぱい。 生まれて初めて故郷を離れ、 一人で見る鴨川沿いの満開の桜は 大学生活への期待と同じくらいまぶしい。 夢の花は、咲き始めたばかり。 この気持ちを忘れずに 一日一日大切に過ごしていこう。

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※車両によって掲載時期に多少の誤差がございます。


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