2024(令和6)年度 教育プログラム支援制度 採択プログラム一覧
取組テーマ | 申請代表者 | |
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① | 「京都産業大学ハテナソンセミナーの教育成果と発展施策 | 生命科学部 佐藤 賢一 教授 |
② | サイバー空間での共同作業を実現するプラットホーム型教育 | 理学部 齊藤 国靖 教授 |
③ | ユーザの行動変容を促す疎密制御システムの大規模実証実験育 | 情報理工学部 棟方 渚 准教授 |
①京都産業大学ハテナソンセミナーの教育成果と発展施策
【取組活動概要】※申請書抜粋
本学の全学共通初年次教育科目ハテナソンセミナーは、世界と社会、自大学と所属学部学科、わたし自身、の3つを軸に、学生が問いを立て、自律的かつ協働的に学ぶ授業科目である。各学生の最終目標は「在学中の学びの企画書」の作成と口頭発表である。本申請プログラムの目的は、2018〜2024年度における本科目の授業プログラムデザインの変遷と教育成果を学習到達度評価基準(ルーブリック)などを用いて詳細に評価・分析し、その発展と改善の方策を明らかにすることである。また、現在秋学期に2クラス100名が受講可能な本科目を、2025年度には春秋合計4クラス200名に拡大するための提案書及び授業計画を策定し、ハテナソンセミナーを含む問いづくり学習の実践記録や成果の公表に向け取り組む。これらにより、問いづくり学習の普及と発展の促進、本学の教育の質の向上、そして本学のブランディングへの貢献を目指す。
【申請者】※申請書記載順
申請代表者 | 生命科学部 佐藤 賢一 教授 |
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共同申請者 | 情報理工学部 伊藤 慎一郎 准教授 北海道大学 天野 麻穂 特任准教授 金城学院大学 長谷川 元洋 教授 立命館アジア太平洋大学 牧野 恵美 准教授 |
②サイバー空間での共同作業を実現するプラットホーム型教育
【取組活動概要】※申請書抜粋
本学でもBYODが浸透し、コンピューターを使った演習や大学院の研究では学生が自前のノートパソコンで課題に取り組むことが多くなりました。対面授業では、教員は学生のノートパソコンを覗き込みながら指導に当たります。しかし、指導の内容は複数の学生に共通するものが多く、現在のやり方では非効率で限界があります。特に、プログラミングを扱う科目では、クラス内でデータを共有することが指導の効率化に繋がると考えられます。そこで、本活動では授業における学生の取り組みを一元管理できるプラットホームを導入し、教員と学生全員がサイバー空間内で共同作業できる場を提供します。プラットホーム上では教員と学生がプログラムや数値データを直接操作できるため、指導の効率化と課題達成度の向上が見込めます。また、プラットホームは従来のICT機器の使い方を進化させるものであり、本学におけるDXの一つのモデルになると期待されます。
【申請者】
申請代表者
理学部 齊藤 国靖 教授
③ユーザの行動変容を促す疎密制御システムの大規模実証実験
【取組活動概要】※申請書抜粋
本プログラムは令和4年度の支援制度に採択された「混雑を解消する疎密制御アプリケーションの開発」が基礎となっている。具体的には、これまで謎解き昆虫写真展を開催し、来場者の回遊行動に介入する疎密制御システムの実証を行ってきた。来場者のスマートフォンでアクセスできる謎解きアプリを通して館内を自由に移動してもらい、行動を促す仕掛けとなるコンテンツを提示することで、参加者の行動変容を促す仕組みを実装した。一方で、来場者が少なかったため目標としていた混雑の解消など、疎密制御システムの実運用の効果を評価することができなかった。本申請では、上記の疎密制御システムを拡張させ、本学の学生を対象として、環境行動への関心を高めるコンテンツを中心として、学内の密スポット(バス停、学食)の混雑を解消し、疎スポットに人を誘導する疎密制御を試みる。研究の社会実装を通して実践的な学習の機会を与えたいと考えている。
【申請者】※申請書記載順
申請代表者 | 情報理工学部 棟方 渚 准教授 |
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共同申請者 | 生命科学部 西田 貴明 准教授 |
- お問い合わせ先
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京都産業大学 教育支援研究開発センター
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山 Tel.075-705-1729
kyoiku-shien-center@star.kyoto-su.ac.jp