未来の挑戦者たちへ

生き物のからだづくりの設計図を読み解く

秘められた、
ゲノムの真相を
解明するために。

  • 動物発生学
  • 遺伝学
  • ゲノム科学
生命科学部 先端生命科学科 教授
武田 洋幸

なぜ心臓は左?指は5本?
からだづくりのルールを探る。

私が行っているのは発生生物学の研究です。小型魚類(ゼブラフィッシュ、メダカ)を使いながら人を含む脊椎動物の「からだづくりのルール」を探ること。私たちの体は、たった一つの受精卵から始まります。それは、どんな生き物も同じ。それなのに人間、魚、昆虫とからだづくりは異なります。ではなぜ人間は目が2つあり、指が5本あり、心臓は左側にあるのか。

共通のルールが存在するのはわかっているけれど、いまだに解明されていません。ヒントとなり得るのは細胞の核の中にあるゲノム(遺伝情報)。ゲノムには生き物の設計図が記されています。その設計図を詳しく調べることで見えてくる、生き物のかたちづくりのルールを解明することが研究者としての目標です。

私が行っているのは発生生物学の研究です。小型魚類(ゼブラフィッシュ、メダカ)を使いながら人を含む脊椎動物の「からだづくりのルール」を探ること。私たちの体は、たった一つの受精卵から始まります。それは、どんな生き物も同じ。それなのに人間、魚、昆虫とからだづくりは異なります。ではなぜ人間は目が2つあり、指が5本あり、心臓は左側にあるのか。共通のルールが存在するのはわかっているけれど、いまだに解明されていません。ヒントとなり得るのは細胞の核の中にあるゲノム(遺伝情報)。ゲノムには生き物の設計図が記されています。その設計図を詳しく調べることで見えてくる、生き物のかたちづくりのルールを解明することが研究者としての目標です。

美しい胚が、
研究にのめり込ませた。

発生生物学の研究を志した理由の一つは、胚の美しさに魅了されたからです。受精卵から少しずつ形づくられていく姿は、“まるでアート”のようだと感じました。その美しい胚が「どのような仕組みで生まれるのか」をもっと知りたいと思ったのが私の原動力です。

そして、胚を研究する中で出会う「新たな発見」は研究者として至福の瞬間。小さな発見でも世界で初めて見つかる事実かもしれません。そうした発見の積み重ねが、再生医療の発達や人々の健康・安心へとつながります。未来を生きる人々のために、論文などの成果を発表し続ける。それこそが生き物を研究する私たちの使命です。

発生生物学の研究を志した理由の一つは、胚の美しさに魅了されたからです。受精卵から少しずつ形づくられていく姿は、“まるでアート”のようだと感じました。その美しい胚が「どのような仕組みで生まれるのか」をもっと知りたいと思ったのが私の原動力です。そして、胚を研究する中で出会う「新たな発見」は研究者として至福の瞬間。小さな発見でも世界で初めて見つかる事実かもしれません。そうした発見の積み重ねが、再生医療の発達や人々の健康・安心へとつながります。未来を生きる人々のために、論文などの成果を発表し続ける。それこそが生き物を研究する私たちの使命です。

ゲノム×AIで、
未来は読み解ける。

これから力を入れたいのは「ゲノム×AI」です。ゲノムはからだづくりの暗号。約30億個の文字が並んで存在しています。私たちはその文法をまだ十分に理解していません。しかし、言語学習能力の高いAIであれば、近い未来にゲノムの完全な解読が可能になると考えています。AIによってゲノムの意味が読み解ければ、未来は劇的に変わる。

私が研究する「受精卵から発生するからだづくりの解明」だってそう。さらには、海水温の上昇に強い養殖魚を生み出す未来や、病気を予測し、治療する方法の開発にもつながります。人類が変化する環境の中でこれから「どう生きていくべきか」を考える手がかりになるはずです。

これから力を入れたいのは「ゲノム×AI」です。ゲノムはからだづくりの暗号。約30億個の文字が並んで存在しています。私たちはその文法をまだ十分に理解していません。しかし、言語学習能力の高いAIであれば、近い未来にゲノムの完全な解読が可能になると考えています。AIによってゲノムの意味が読み解ければ、未来は劇的に変わる。私が研究する「受精卵から発生するからだづくりの解明」だってそう。さらには、海水温の上昇に強い養殖魚を生み出す未来や、病気を予測し、治療する方法の開発にもつながります。人類が変化する環境の中でこれから「どう生きていくべきか」を考える手がかりになるはずです。

京都産業大学の研究室は、
世界への入り口。

京都産業大学で働き始めて、私自身が実感しているのが「研究力の高さ」です。優秀な研究者は揃っていますし、生命科学のレベルは関西で一番高いといっても過言ではありません。研究室で学ぶということは、教科書の知識を得るだけではなく、世界とつながることでもあります。

実際に最先端の研究を行っている研究者は、海外の研究者と必然的に協働したり、世界を相手に研究成果を発信したりしています。グローバル化が進む現代では、世界に挑戦しないといけない時代。京都産業大学の研究室は小さな部屋に見えて、実は大きな世界への入口。ハイレベルな研究に触れてみたい人は、ぜひ飛び込んでみてください。

京都産業大学で働き始めて、私自身が実感しているのが「研究力の高さ」です。優秀な研究者は揃っていますし、生命科学のレベルは関西で一番高いといっても過言ではありません。研究室で学ぶということは、教科書の知識を得るだけではなく、世界とつながることでもあります。実際に最先端の研究を行っている研究者は、海外の研究者と必然的に協働したり、世界を相手に研究成果を発信したりしています。グローバル化が進む現代では、世界に挑戦しないといけない時代。京都産業大学の研究室は小さな部屋に見えて、実は大きな世界への入口。ハイレベルな研究に触れてみたい人は、ぜひ飛び込んでみてください。