ファシリテーションとは

グループによる問題解決やアイデア創造、合意形成、様々な知識創造活動を促進したり、時に舵取りをすることをファシリテーションといい、その役割を担う人がファシリテータです。ファシリテーションは、教育の現場だけでなく、地域活動や自治会などの社会活動、会議や企画開発などのビジネスシーン、アート・表現活動など、幅広い分野で活躍し、自己表現や自己理解などを促す働きかけをすることもあります。
京都産業大学では、ファシリテーションの導入により、学生支援の取組の改善や教職員の能力開発をF工房を基軸にして展開していきます。全学的に普及・定着することで、学生の活動の活性化と自律が期待されます。

ファシリテーションの語源

ラテン語のfacere(成す、作用する)にile(~しやすいという意味の接尾辞)を合わせたfacileが語源です。

ファシリテータの役割と姿勢

  • 場の雰囲気をつくる
    適切なタイミングによる介入で、参加者の「かかわろう」という気持ちを促します。
  • 人と人をつなぐ
    参加者からの発言を受け止め、必要に応じて他の人に投げ返す手助けをします。
  • 議論を整理する
    出された意見やアイディアなどを見えやすく提示し、「すすめやすい形」にまとめます。
  • 運営主体は参加者。「脇役」に徹し、議論をリードしたり、決定を下したりしません。

ファシリテーションの活用場面

学生、教員、職員などの立場に関係なく、
「会議がうまくまとまらなくて困っている」
「授業がマンネリ化していて、学生のノリが悪い。」
「サークルメンバーの結束をもっと固めたい」
「ゼミ生の主体性を引き出して、もっと活発な議論をしたい」
「仲間と一緒にボランティアなど社会貢献活動を楽しく行いたい」
など、様々な組織的活動の場面やニーズに対応できます。
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