■アッセンブリアワー 笑福亭鶴瓶さん「21世紀に雄飛する君達へのメッセージ−夢・実現するために新たな挑戦」
2002.05.08
新緑の映える5月8日、 本学出身の笑福亭鶴瓶氏の講演会が、 神山ホールで行われた。 鶴瓶氏は、 昭和45年、 本学経済学部に入学、 落語研究会では 「童亭無学」 の芸名で、 本学はじめ各校の学園祭などで人気を博した。 6代目笑福亭松鶴氏に入門後、 テレビ・ラジオで活躍、 平成12年に上方お笑い大賞も受賞。 夫人も本学経済学部の卒業生。 講演では、 大学時代を振り返り、 落語研究会での夫人との出会い、 今も親交を続ける空手道部や応援団の先輩や友人と過ごした純真で“硬派”な学生生活を語った。 また、 学生時代からテレビで活躍していた清水国明氏や原田伸郎氏との面白おかしいエピソードや、 東京に出た頃の苦労話を披露。 人との触れ合いの大切さについて、 一つひとつに 「噺に落ちがつく」 ユーモアで、 笑いの渦を引き起こしながら、 心にじんと響く話を語り続けた。 会場となった神山ホールには1800人が集まり、 通路に立ち見が出る超満員。 熱気を帯びた聴衆席に向けて、 「この大学で、 良い仲間に出会い、 学生生活をほんとうに謳歌できた。 自分のヨメさんと、 職業を選ぶことができた。 皆さんも学生時代のこの時間を大切にし、 自分のやりたいことを見つけて欲しい。 絶対にやり続けんとアカン!」 と力強いエールを送った。 講演時間を延長して、 時間の許す限り学生の質問に応えていた。 人間的な温かさと、 後輩学生を思いやる熱い気持ちを感じさせる講演であった。
