■’ようこそ先輩’「君たちにおくるチャレンジ精神」

2004.06.04

 2人のOBを迎えての座談会「君たちにおくるチャレ
ンジ精神」が6月4日、5406教室で開かれた。
 迎えたOBは山田 修平(やまだ しゅうへい・鳥取
短期大学長 1969年卒業)さんと泉谷 直木(いずみ
や なおき・アサヒビール株式会社常務取締役 1972
年卒業)さん。司会は棚原由香利教務部課長補佐。座
談会形式で1年から4年までの200人が集まった。2人
の経歴※紹介後は、在学生からの質問に答え、交流を
深めた。

<大学時代にやっておくこと>
〔泉谷さん〕大学時代はテーマをみつけること。テー
マを見つけてはぐくみ、力をつける。そうしていくと
おのずと次のテーマがみつかる。今、自分に自信のあ
ることを書いていく。自分もいいところがある!とみ
つかったら方向をきめる。もっと情報を探す。その繰
り返しをへて、方向はみつかると思う。
<京都産大生として他大学生にここだけは誇れる点>
〔山田さん〕産大生はまっすぐさがある。これを大切
にしてほしい。
〔泉谷さん〕一つはミッション、自分なりに目的意識
を持っていること。2つ目はパッション。自分のため
に熱く語り、考え、挑戦し、成果を得る。3つ目はフ
ァッション。人まねはだめ。自分の目指すこだわりを
もつ。そして自分のチャレンジ精神を持ち、人生を切
り抜いていけるように。
<先生との付き合い方について>
〔山田さん〕質問に行って先生を巻き込んで交流する
こと。
<お二人にとってゴールとは>
〔山田さん〕自己実現すること。生き生きとどう行き
続けるか。
〔泉谷さん〕死ぬ瞬間がゴール。それまでは能力の向
上に努める。
<学閥はあるか>
〔泉谷さん〕20年ほど前までは学閥はあった。しか
し、今はいかに強い企業でも明日は倒産する時代。必
要なのは能力。学校に関係なく個人が問題。今は金太
郎飴(何処を切っても同じ顔がでてくる)よりも桃太
郎の時代。鬼退治のために犬、きじ、さる、桃太郎が
それぞれの役割をまっとうすることが大切。今は学閥
は考える必要はない。

※山田さんは本学の第一期卒業生。在学中は、柔道部
を創部した実力派。ゼミ仲間とともに一日で比叡山、
愛宕山、鞍馬山を上った実績も。昭和44年12月、同窓
会をつくった。鳥取支部では京阪神よりも多くの人が
集まった。いまでも大学時代の友人からの年賀状は
200枚を超える。奥さんも本学の卒業生。産大にきて
よかったと感謝している。
 泉谷さんは入学当初はこの大学で一番になってやろ
うと目標を設定し、勉学に励んだ。
 本学生として初めてアサヒビールに入社。コツコツ
を仕事をこなし、入社10年後、泉谷さんはどこの部署
でも使える存在になっていた。その後、CIの導入や
企業戦略で大活躍。アサヒビール「スーパードライ」
の大ヒットは、泉谷さんの長年の努力によるところが
大きい。





先輩に本音を質問した座談会
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