■絹川国際基督教大学学長が本学で講演

2004.01.28

 絹川正吉(きぬかわ まさきち)国際基督教大学・
学長が1月28日、第一セミナー室で「今後の私立大学
に求められる教員像」と題して講演。駒井 正理事
長、坂井東洋男学長ら教職員150人が参加した。
絹川学長は、大学の起源にさかのぼり「大学は教育
をする場。教授は学生各自の支払った金に相当するも
のを学生たちに与える義務がある」と語った。次い
で、ドイツとアメリカの大学を参考に「日本の大学教
員は研究重視のドイツ型と、一般教育に力を入れるア
メリカ型との混合だ」と説明。良い授業は「教師の人
格、授業設計、やる気を起こさせる技術、学生参加の
促進」を上げ「教育は義務、研究は責任」と説いた。
 質疑応答で「教員の大学外における社会貢献は、ど
のようにすればよいか」の質問について「大学の人的
資源を社会に還元するのは大切だが、本務を忘れない
ように」と述べた。
「教育は義務、研究は責任」と絹川学長