文部科学省大学間連携共同教育推進事業 法学部 中谷ゼミ「綾部映像プロジェクト」開催

2015.10.04

 10月3日〜10月4日の2日間、綾部市において、文部科学省大学間連携共同教育推進事業「地域資格制度による組織的な大学地域連携の構築と教育の現代化」里山グリーンツーリズムにおける学生のアクティブラーニング開発プロジェクトの一環として、京都産業大学法学部中谷ゼミが中心となり、アクティブラーニング開発プロジェクトの取組である「綾部映像プロジェクト」が開催された。
 これは、学生から見た里山の魅力を映像にまとめ、地元綾部市で上映し、市民・行政の方々と意見交換を行うもので、他にも西町アイタウンで商店街の店舗にインタビューを行い、その内容を電子ポスターにまとめプレゼンテーションを行う活動も行った。

 1日目の会場である黒谷和紙工芸の里には、綾部市民や綾部市議と学生合わせて40人ほどが参加した。映像では、5分ほどにまとめられた綾部の美しい風景など、学生から見た魅力の掘り起こしを行い、ワークショップでは、綾部の将来を地元・学生双方で考える、熱い議論が交わされた。また、上映にあたり作成したスクリーンは、黒谷和紙職人組合の支援を得て黒谷和紙を用いて中谷ゼミの学生が制作した。

 2日目の会場である鍛冶屋町公民館には、綾部市民や綾部市議と学生合わせて50人ほどが参加した。ここでは、綾部への移住定住を進めるための具体策の検討を、地域住民と学生の双方がメンバーを入れ替えながら意見を出し合うワールドカフェ方式で行った。総括は中谷真憲教授が行い、特に小中一貫校をもつ綾部の教育環境の良さを、アピールしていくべきであるとの方策を提言した。その後、西町アイタウンで各店舗にインタビューを行い、その内容を電子ポスターにまとめてプレゼンテーションした。

 今回は、中谷ゼミの活動を中核に、そこに京都市内の他大学の学生の活動をリンクさせてこれらの活動を行った。これは、「未来大学あやべ」事業を推進しているNPO法人グローカル人材開発センターの支援によって可能となったもので、中谷ゼミの学生は、実行委員として全体をまとめ、このイベントを成功裡に導いた。
黒谷和紙工芸の里体育館での様子
鍛冶屋町公民館での様子
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