綾部市と連携協力し地域社会が抱える課題を解決

2015.04.20

 地域社会が抱える課題を解決し、地域の振興に資する人材育成のため、キャンパス内外をフィールドとした実践的な教育・研究を地域社会との連携により推進してきた本学は、京都府綾部市と、互いの人的、物的、知的資源を活用し、地域社会の発展と人材の育成の推進を目的とする連携協力に関する包括協定を締結し、4月20日に調印式を行なった。

 綾部市からは山崎 善也市長、上原 直人副市長、足立 雅和教育長が、本学からは大城 光正学長、大西 辰彦副学長、西田 義則事務局長が出席し、綾部市議会議長、京都府中丹広域振興局長、綾部商工会議所副会頭の立ち会いのもと綾部市長、本学学長が協定書への署名をそれぞれ行った。

 調印後に山崎 善也市長から「「医・職・住」をキーワードとしたまちづくりを進めるにあたって、それを支える人材の育成は市にとっても重要な課題であるという意識を持っており、この度の京都産業大学との連携により、まちづくり・人づくりを大きく推進できるものと期待している。綾部市は市制65周年、京都産業大学は創立50周年を迎えるこの大きな節目の年にふさわしい、双方にとって意義のあるものとなった」と挨拶された。大城 光正学長からは「本学の「産業」はインダストリー(industry)の意味ではなく「むすびわざ」すなわち「新しい業(わざ)をむすぶ」と読み解き、創立以来、産官学連携への取り組みに注力してきた。すでに綾部市においても地域振興に資する取り組みを実施しているが、この連携によって、さらに地域貢献に資する人材育成と地域産業の振興を目指した、新たなプロジェクトとして発展させたい」と述べられた。

 今後の具体的な取組としては、「教育研究を通じたグリーンツーリズムの推進」「健康・スポーツをテーマとした講演会等の実施」「環境保全、自然災害等への対応」「天体観測を通じた学校教育・生涯学習の推進と天文館の活用」「農業振興の面での獣害対策、畜産の振興」「まちづくりの推進」「地域社会に根付く人材の育成」等を予定している。
協定書への署名を行う様子
綾部市長と本学学長が調印後に握手
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