所 功 法学部教授「日本法制史」公開授業

2011.12.21

 12月21日、514大教室において所 功 本学法学部教授の「日本法制史」公開授業が行われた。所教授の来春退職を記念したもので、一般にも公開され、学生、教職員ら数百人が聴講した。

 所教授は「元号法の成立と平成の改元」をテーマに、年号文化の成立とその展開や、明治以降の「一世一元」法制について解説。「平成」改元の際には、「元号制定手続要綱」を基に、すべての名称を徹底的に調べ上げたうえで、新しい時代に相応しい元号であるかを見極め、「平和の達成」という意味の新元号が決定されるに至ったいきさつを、エピソードも交えながら説明した。

 所教授は「元号は日本の伝統文化であり、その時代を象徴します。現代の我々は、キリスト紀元の西暦と共に、日本独自の元号を公式紀年として使いこなしていきたい」と、元号に込める思いを語った。

 講義終了とともに、聴講者から鳴り止まぬほどの盛大な拍手がおくられた。
大教室は聴講者で満席となった
「元号は日本文化です」と語る所教授
学内外関係者からたくさんの花束が贈られた
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