インドネシア伝統の民族楽器「ササンドゥ」の調べを紹介

2009.06.16

 6月4日(木)、共通教育科目である「ふるさと論」と外国語学部専門教育科目の「インテンシブ・インドネシア語IA」の2つの講義のゲスト講師として、インドネシア最南端の州、東ヌサ・トゥンガラ州から観光プロモーションのために来日していた文化使節団が、京都産業大学に来学した。

 使節団は、東ヌサ・トゥンガラ州について紹介するとともに、州の最南端の島、ロテ島にしかない伝統楽器ササンドゥのミニコンサートを行った。

 奏者のザカリアス・ンダオンさんは、独自のアレンジを加えて、ロテ島の伝統的な旋律や、「未来へ」・「花」・「アメイジング・グレイス」・「ワンダフル・トゥナイト」などの日本やアメリカのポップスを演奏し、甘い音色を教室中に響かせた。

 使節団長のベニー・ンドゥンブイ州助役は「東ヌサ・トゥンガラ州は観光資源にとても恵まれています。海がとてもきれい。サーフィンやダイビング、ホエールウォッチングなど海を存分に楽しめるので、ぜひとも訪れてほしい。さらに訪れた際には、単に観光だけではなく音楽、織物、工芸などの伝統文化にも触れて、独特のおもてなしの心を感じてもらいたい」と東ヌサ・トゥンガラ州とロテ島の魅力を語った。
民族衣装を着てササンドゥを演奏するザカリアス・ンダオンさん
ロテ島の魅力を紹介する使節団長のベニー・ンドゥンブイ州助役(中央)
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