本学OBの小坂田 淳(1997年卒業 大阪ガス所属 出場競技:陸上競技 400m)さん、轟 賢二郎(1999年卒業 関東自動車工業所属 出場競技:セーリング競技 470級)さんがアテネ五輪に出場しました。
陸上競技 4 × 400m リレー小坂田 淳選手
3分 0秒 99 で 4位入賞!男子 4 × 400m リレー決勝 4位になり抱き合って喜ぶ
陸上競技 4 × 400m で日本過去最高順位
写真左より:佐藤、小坂田、山口、伊藤の
日本チーム=五輪スタジアム 共同通信社提供
セーリング競技 470級出場 轟 賢二郎選手
トータル 111ポイント/ネット 90ポイントで銅メダル獲得!
セーリング競技 男子 メダル獲得 初
写真右:轟選手 左:関選手 共同通信社提供
アテネ五輪のヨット470級で銅メダルを獲得した轟 賢二郎さん(1999年経済学部卒業、関東自動車工業)と、陸上4×400mリレーで4位入賞した小坂田 淳さん(1997(H9)年 経済学部卒業、大阪ガス)が10月15日、スポーツセミナー「オリンピックへの道」〜 トップアスリートが語る強さの秘密 〜に招かれ、学生150人に五輪出場までの道のりなどを語った。
トークショー形式で行われ、トレーニング法などについて質問を受けた轟さんは「風や潮の流れなど、いろんな情報を集めて総合的に考えながら練習してきた」。小坂田さんは「400mは最後まで全力で走れない。スピードという自分の長所を伸ばすことを心がけた」と強さの秘訣を紹介した。
学生時代、体育会独特の上下関係に苦労した話なども披露。小坂田さんは「前回、五輪のリレーでバトンを落とし、五輪の失敗は五輪で取り返す気持ちで4年間頑張って、満足な結果を得られた。あきらめずに今やりたいことを積極的にやってほしい」とメッセージを送った。
◇アテネオリンピック報告会
小坂田 淳、轟 賢二郎さんのアテネ・オリンピック出場報告会(本学、本学同窓会主催、陸上部OB会、ヨット部OB会協力)は15日、午後6時30分から京都ホテルオークラで開かれ、報道機関、陸上競技部・ヨット部OB、本学教職員、学生約250人が参加した。
坂井 東洋男学長の挨拶に続き、中西 隆太郎同窓会会長の乾杯で始まり、全学応援団チアリーダー部の祝賀チアリーディングが行われた。続いて、両選手の紹介、アテネ・オリンピックVTR紹介の後、両選手の出場報告会に。記念品と記念版画が駒井 正理事長、木村 光佑理事から両選手に贈られた。フィナーレは全学応援団の祝賀演舞と学歌斉唱で大いに盛り上がった。
両選手は「本当にありがとうございます。みなさんの応援のおかげでここに立つことができました。ぜひ北京オリンピックに向けて頑張りたいと思います」と謝辞を述べた。
アテネ五輪のヨット男子470級で、ペアの関 一人さんとともに銅メダルに輝いた轟 賢二郎(1999年経済学部卒業、関東自動車工業)さんが9月15日、本学を訪れ、坂井東洋男学長にメダル獲得を報告した。坂井学長からは記念の写真パネルが贈られた。
ヨット男子で日本のメダルは初の快挙(アジア地域でも初)。レース最終日時点では4位。3位だったスウェーデンを抜き、世界ランキング1位のオーストラリアの追い上げをおさえて見事、銅メダルに輝いた。 「レースでは状況を冷静に把握すること。今まで培ってきたことを普段どおりに出せば結果はついてきます」と勝因を語った。
轟選手は在学中からオリンピックが目標だった。 学生時代はヨット部の監督・コーチと相談して2・3年生時は470級※を練習した。 1・4年時はスナイプ級に乗艇、4年時には、インカレの個人戦で優勝し「大学時代にいろいろ経験させていただきました」。 また、轟さんは本学追分寮の出身。 「金・土・日は艇庫へ通ったので寮祭には参加できませんでしたが、寮では多くの仲間とともに有意義な生活を送らせていただきました」とも。
日本選手団のユニホーム姿で奥様、2歳の愛娘さんとともに現れた轟 選手は坂井学長から祝福の言葉を受け、「今後の目標は考え中ですが、北京に向けてセーリング種目を続けます」と力強く語った。
※470級
全長470センチ、幅168センチ、帆面積12.7平方メートルの2人乗りヨットで進水の早さを競う。
メーンセールと操舵を担当する艇長(スキッパー)と、艇のバランスをとりながらジブセール(2番目の小さなセール)、スピネーカー(3番目の小さなセール)を操るクルーが乗り込む、アテネオリンピックでは、6日間に約5キロのコースで11レース行なった。
着順を1位1点、2位2点、3位3点と得点化し、合計得点の少ないチームから金、銀、銅。
アテネには国別出場枠を獲得(予選通過)した30艇、60人が参加した。
アテネ五輪の陸上男子1600mリレーで日本過去最高順位の4位入賞を果たした小坂田 淳さん(1997(H9)年 経済学部卒業、大阪ガス勤務)が9月13日、本学を訪ね、坂井東洋男学長に入賞報告をした。
「オリンピックでの任務は達成できました。一緒に出場した補欠選手も含めたメンバーに感謝しています」と五輪の感激を語った。
小坂田選手は在学中、陸上競技部に所属。「京産大時代にぐっと記録が伸びて五輪を意識するようになった」という。4年生の時、アトランタオリンピックに初出場。1600メートル決勝で5位入賞。続くシドニー大会ではバトンを落とすアクシデントを経験。今回は3大会連続の出場であるとともにシドニー大会での雪辱も期していた。今大会の1600mリレーは他国の選手とは逆手にバトンを持ち、2位で第3走者につないだ。結果は3分0秒99で日本勢としてはこの種目過去最高の4位。メダルまで0.09秒の激走だった。
日本選手団のユニホーム(ブレザー)姿で現れた小坂田選手は「自然体で臨めました。2位でバトンをつないだ瞬間、後はまかせたという満足感を味わいました」と話し、坂井学長から「北京大会では何歳になるか。ぜひ目指してほしい」と励まされると「その種目に耐えられる練習ができないと出場は難しいですが、まずは9月23日の‘セイコー スーパー陸上2004ヨコハマ’と、9月25-26日の‘全日本実業団対抗陸上競技選手権大会’-新潟市-に向けて全力を捧げたい」と意欲を見せていた。
共同通信社提供
1600mリレーは、山口 有希、小坂田 淳、伊藤 友広、佐藤 光浩で臨んだ。 第2走者の小坂田は2位で伊藤につなぎ 3分 0秒 99 のタイムで日本過去最高順位の4位と大健闘!
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アテネ・オリンピック セーリング470級で轟賢二郎選手が銅メダルに輝きました!
5日間を戦い抜き、総合4位で迎えた最終日、同位であったスウェーデンを勝り、総合3位、銅メダルを獲得しました。
注目の男子陸上小坂田選手は個人400mでは惜敗しましたが、日本時間28日午前3時から一次予選が行われる男子4×400mリレーに出場する予定です。皆さんの応援をお願いします。
【4 × 400mリレー 競技日程】
セーリング競技の結果および途中結果につきましては下記URLをご覧ください。
陸上競技 400m に出場される小坂田選手と、セーリング競技 470級に出場される轟選手のプロフィールです。
アテネ・オリンピックにおける「陸上競技」と「セーリング競技」の日程をお知らせいたします。
皆様から寄せられたメッセージを、一部ご紹介させていただいております。