
世界が激動する今日、大学をはじめとする教育機関に求められるものが大きく変わりつつあります。グローバル化に対応した人材育成、地域再生の核となる取り組み、世界をリードするイノベーションの創出など、特に大学そのものの質的転換が求められています。
2015年、京都産業大学は創立50周年を迎えます。
この機会に私たちは、建学以来大切にしてきた「チャレンジ精神」を根幹においたアイデンティティを今一度見つめなおし、あらためて社会に発信してゆきたいと考えています。京都産業大学のアイデンティティ、それは「むすびわざ」です。
「むすびわざ」とは「産業」の読み方のひとつ。「新しい業(わざ)をむすぶ」と読み解きます。「むすぶ」は「むす」から派生した語であり、「産み出す」という意味を持ちます。京都産業大学の「産業」とは、まさに「むすびわざ」を表すのです。
「むすびわざ」が指し示す概念は、モノ、コト、そしてヒトを新しい発想で結びつけることにより、これまでにない価値を社会に産み出すというもの。それはまさに「イノベーション」の概念そのものです。
本学は建学時より、積極的に産官学連携を提唱してまいりました。多種多様な業界に携わる人々の専門知が集う事で形成される「融合知」、そして個々の独創が出会う事で、新しい価値を発芽させる「共創」、これらを理念として、世界に通じる人づくりに邁進してまいりました。本学の歴史は「イノベーション」に挑戦し続けてきた軌跡にほかならないのです。
これまでの50年が、これからの未来への礎に。
新しい時代に挑戦し、社会に新しい価値を産み出し続ける。
どんな時代にあっても、京都産業大学は型やぶりな挑戦を続けます。