グランドデザイン

創立50周年(2015年)を目指したグランドデザイン

 京都産業大学は、昭和40年(1965年)、戦後日本の精神文化の荒廃を憂慮した学祖荒木俊馬先生の手で創設されて以来、国際性を始めとして、時代を先取りした「建学の精神」を根本理念に、極めてめざましい発展を遂げてきました。本学は、今日までの40年という短い歳月の間、創設者が掲げた建学の理想を絶えず追い求め、「自らを厳しく律しつつ、創造性に富み、社会的な義務を怠らずに、国際社会で活躍できる数多くの人材」を育成してきました。
 21世紀は、「知識基盤社会」の時代といわれており、我が国の高等教育においては、大きな変革が求められています。21世紀に個性ある、輝きのある私立大学として、京都産業大学がその存在を確固たるものとするためには、挑戦者として時代の課題に果敢に挑み、広く社会から高く評価されるような活力ある教育・研究機関へと発展しなければならないと考えています。
 そこで、創立50周年(2015年)の京都産業大学のあるべき姿を描いた中・長期ビジョンを策定しました。我々は、この中・長期ビジョンを、「創立50周年(2015年)を目指したグランドデザイン」と名付け、このグランドデザインの下、社会の負託に応え、躍動感溢れる個性的な大学へと第二の創生を目指します。

 

グランドデザイン概要

グランドデザイン概要図


目指す姿(2015年の京都産業大学像)


自由だが鍛えられる大学、厳しいが成長できる大学

本学が目指すべき具体的な教育イメージを、「自由だが鍛えられる大学、厳しいが成長できる大学」としました。このイメージのもと、

  1. 「建学の精神」に立ち返ること
  2. 社会の負託に応え得る大学となること
  3. 一拠点総合大学のメリットを最大限活かすこと

をコンセプトとし、以下の4つの基本的教育方針をまとめました。

世界をフィールドに活躍するリーダーを養成する

 独立自尊の精神を持ち、世界をフィールドに活躍するリーダーたる人材、地球的・全人類的な課題を解決できる人材を養成します。
 そのため、キャンパスの国際化を図り、世界の文化・慣習、自国の文化・社会を理解、修得できる、国際コミュニケーション力を重視したプログラムを展開します。


最先端の高度な専門力と幅広い教養を育む

 時代のニーズに応え得る高度な専門知識と幅広い教養を身につけた人材を育成します。
 そのため、教養教育と基礎的専門教育の有機的連関の下、最先端の高度な研究に裏打ちされたカリキュラムやプログラムを展開します。


豊かな感性と柔軟な発想力・適応力を培う

 自らの生き方を主体的に考え、変化に柔軟に対応していく感性や判断力を培った人材を育成します。
 そのため、物事を的確に判断できる分析力や論理的思考力、創造力、さらには豊かな感性を育成するプログラムを充実します。


実社会と密接に連携し、即戦力を養う

 実社会で即戦力として活躍できる人材を育成します。
 そのため、実学志向のカリキュラム構築、産官学連携をはじめとする社会との連携プログラム、キャリア観醸成の支援等を行います。