2022年10月の星空

今月の星空Starry sky of the month

木星もくせいJupiter

木星は南西の空に圧倒的な輝きで目立っています。木星は太陽系最大の惑星で直径は地球の約11 倍もあります。望遠鏡を使うと、縞模様と周りをまわる衛星のうち数個を見ることができます。縞模様の正体は、大気中に含まれるアンモニアやメタンでできた雲の模様です。木星の特徴的な模様に大赤斑があります。大赤斑は周囲に比べ温度が低いことから高気圧性の嵐と考えられており、その大きさは地球のおよそ2-3 倍もあります。

土星どせいSaturn

太陽系の惑星で木星に次いで2 番目に大きい土星は、大きな環が特徴的なとても美しい天体です。今年は木星の東隣で黄色っぽく輝き、望遠鏡を使うと環に加えて土星の周りを回る衛星も見ることができます。土星の環は、主に直径数cmから数mの氷の粒の集まりで、ところどころに隙間が見られます。環の厚みは数10mから数100mほどしかありません。

二重星にじゅうせいDouble star

二重星は、肉眼では1つの星ですが、望遠鏡で見ると2つの星に見える星です。はくちょう座のくちばしに輝くアルビレオや、アンドロメダ座のガンマ星(アルマク)も色の対比が美しい二重星です。2つの星の色の違いは、星の表面温度の違いを表しており、青い方が温度が高い星です。

球状星団きゅうじょうせいだんGlobular cluster

球状星団は、数十万の恒星の集まりです。私達の銀河 系の中には、約150個の球状星団があり、球状星団の中の星たちは非常に高齢で、100 億歳以上の星もたくさんあります。夏には、ヘルクレス座のM13、りょうけん座 のM3、へび座のM5 などの球状星団が見られます。

銀河ぎんがGalaxy

太陽のような星が数千億個集まった星の大集団が銀河です。私たちの太陽系も、「天の川銀河」と呼ばれる銀河に属しています。アンドロメダ座にあるM31(アンドロメダ銀河)は、私たちの天の川銀河のお隣(距離230 万光年)の銀河です。数十億年後この2 つの銀河は合体し、1つの巨大な銀河になると予想されています。空の暗い場所では肉眼でも光のシミのように見えます。

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月と木星・土星の接近

木星や土星が南の空で見ごろとなっていますが、太陽系の惑星の軌道面はだいたい同じ平面内にあるので、地球から見ると惑星はだいたい同じ直線上にあるように見えます。また、月が地球の周りを公転する時の平面も、惑星の軌道平面とだいたい一致しています(正確には、約5度ずれています)。したがって、地球から眺めた時に、惑星と月が接近するタイミングがあるのです。10月の月は5日に土星と、9日に木星と接近します。