【法学部】警察・消防内定者交流会開催-公務員を目指す後輩へ先輩がアドバイス

2022.11.28

警察官・消防官に内定した3人の先輩学生
法学部生を対象とした「警察・消防内定者交流会」が行われ、警察官・消防官を目指す後輩学生約20人が参加しました。交流会で内定者から公務員試験などについて話を聞いた後、法学部 田村 正博 教授が仕事に対する理解の大切さについて講演されました。今回は、交流会と講演会の内容をお伝えします。
(学生ライター 現代社会学部1年次 釆野愛梨)


交流会では3人の内定者が登壇し、参加者からの質問に答えました。
採用試験についての話題が多く、例えば「採用試験の対策はいつから始めたのか」、「志望動機はどのように話したのか」などの質問が寄せられました。登壇した3人は、大学3年次の5月から9月までの間に試験対策を始めたそうで、早くスタートすることが成功のカギだとアドバイスを送りました。また、志望動機については3人それぞれに理由が異なり、「自身の過去の経験から警察官を志望した」、「今したい事と職業がマッチしたから消防官を志望した」と語りました。
最も印象に残った話は、「面接の際に困った質問は?」という質問に対する内定者の回答です。警視庁の採用試験の面接で「香港の行政長官は誰か知っていますか」と聞かれ、その時はわからなかったので正直に「わかりません」と答えたそうですが、思いもよらない質問に焦ったと振り返っておられました。
この話を受けて、交流会の司会をしていた岡本さんは、「面接では予想外の質問が来ても落ち着いて答えることが大切。焦ったりうろたえたりすると相手に不安を与えてしまう」とアドバイスをされました。参加者は、質問に対する回答を聞き漏らすまいと、真摯に話を聞いていました。中には必死にメモを取っている学生もいましたが、交流会自体は終始和やかな雰囲気が流れており、時折笑いが起こることもありました。

講演中の法学部 田村 正博 教授
交流会後に行われた法学部 田村 正博 教授の講演では、公務員というのは仕事への理解が大事だということについて話されました。
「警察とはどのような信念を持っている組織なのか、その仕事は自分がやりたい事なのかなど、しっかりと考えるべきだ」と語られました。また、警察官内定者が入学する警察学校について触れ、「チームで仕事ができる人材を選別するため大変厳しい。向かずに辞めてしまうことを避けるためにも、仕事への理解は大切にして欲しい」と繰り返し話されていました。
最後に田村教授は「この場にいる学生たちが良い警察官・消防官になることを願っています」という言葉で講演会を締められました。
学生たちにメッセージを送る様子
話を聞く学生たち
交流会と講演会への参加を通して感じたことは、大学の公務員試験対策サポートの手厚さです。実際に大学の講座などを利用しながら試験対策をしっかり行い、内定を得た先輩の話を直接聞くことができました。また、田村教授から試験に対する心構えを教えていただき、大きなモチベーションにつながったと思います。今回の参加者が、進みたい道に進めることを願っています。
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