【法学部】警察官志望者必見!警察OBによる模擬面接ってどんなもの?

2022.05.25

京都産業大学法学部では、公務員志望者に対するサポートが手厚いことで知られています。
このたび「警察官」を志望する4年次生を対象に「模擬面接」が行われました。面接官を務めるのは、田村 正博法学部教授。警察本部長、警察大学校長などを歴任してこられた田村教授による、本番さながらの模擬面接の様子を取材しました。

(学生ライター 現代社会学部1年次 釆野 愛梨)


本番を想定した模擬面接 緊張感ある様子
今回の模擬面接では、3人の学生が個人面接に挑みました。

「失礼します」の言葉とともに、緊張した面持ちで部屋に入ってきた学生。早速、本番を意識した模擬面接がスタートします。

面接官役の田村教授は、「警察官を志望する理由は何ですか?」「どんな警察官になりたいですか?」「大学ではどのようなことをしましたか?」など、15個ほどの質問を学生に投げかけます。中には「この1年間で印象に残っているニュースは何ですか?」といった時事的な事柄への興味・関心を問う質問もありました。学生は次々と繰り出される質問に対し、自身の考えを述べていきます。緊張感のあるやり取りが続く間、田村教授は質問に答える学生をじっと見つめていました。
学生にアドバイスする田村教授
模擬面接後の講評では、田村教授は模擬面接中には見せなかった笑顔を浮かべながら、穏やかな表情で、学生に対して気になった点を指摘していきます。「手や肩から緊張感が伝わってきた」という印象に関することから、「回答時の言い回しが分かりづらかった」といった回答内容に至るまで、丁寧に鋭く切り込んでいきます。その上で、どうすればもっと良くなるかアドバイスがありました。
田村教授の言葉を真剣に聞き、メモを書く学生の姿からは「本番の面接に生かそう」という強い意志が伝わってきました。最後に「ありがとうございました」と、非常に晴れやかな様子で御礼の言葉を述べ模擬面接は終了しました。


模擬面接の講評の中で、印象に残った場面があります。田村教授が「面接に合格するだけではなく、警察学校を卒業してはじめて警察官になるんだよ」と話された場面です。警察官や警察業務に精通する田村教授の言葉に、学生ははっとした表情を浮かべ、背筋をより伸ばしていました。
専門分野に精通した人物に面接の様子を見てもらい講評を受ける機会は、学生に多くの気付きと学びを与えてくれます。気付きと学びの機会、そして目標に向かって駆け抜けることができる環境が、法学部には用意されていると実感しました。
PAGE TOP