国際系公務員を志望する学生対象 秋学期特別講義ガイダンスを開催

2021.10.04

国際系公務員を目指す国際関係学部の1~3年次生を対象に、特別講義のガイダンスが行われました。この特別講義は今年度からスタートしたもので、公務員だけでなく幅広く国際的なフィールドで活躍する公共性のある組織・団体で働くために必要な知識を養い、採用試験合格を目指します。ガイダンスでは、鈴井教授と講義を担当する馬渕講師が講義内容や就職について説明され、最後に参加学生を激励しました。

(学生ライター 国語学部3年次 瀬戸 うた)


はじめに国際関係学部生の就職先について話がありました。過去(外国語学部国際関係学科)の卒業生の中には、青年海外協力隊や法務省入国管理局に就職した方の他、国際的なキャリアを築いている多くの先輩方がおられるそうです。近年は国際協力に力を入れている地方自治体も増えているため、地方公務員として国際関係学部の学びを生かして地域の国際化のために活躍できると話されました。そのため、今回の特別講義は国際系公務員だけでなく様々な職種に対応できるような知識を得られるように準備されているそうです。

次に講義の内容について説明がおこなわれました。最初に授業の中心となる国際法について学習すべきいくつかの課題が紹介され、毎回行う問題演習を通して実務家として必要な知識や情報を身につけるメソッドで授業を進めるとの説明がなされました。そして国際系の職業に欠かせないのは高度な英語力ですが、英語の試験は非常にハードルが高く、一般に使われている電子辞書等では不十分な点も多いので、翻訳用のデータベースの紹介もされました。また、単に講義に留まらず、講義を通じて専門知識が身についたかどうかをチェックする模擬試験も実施するそうです。

担当の鈴井教授と馬渕講師からは「講義は厳しいものになってくると思うが一生懸命勉強したことは様々な形で実を結び、予期せぬチャンスに力を発揮するので頑張ってください。また質問や相談があれば遠慮なく言ってください」という結びのメッセージがありました。

国際的なフィールドで活躍したいと考えている学生たちにとって、この特別講義はとても役立つと思います。専門的な知識を実務で使えるようにするために、時間をかけて力をつけていくことが必要となってきますが、先生方や国際関係学部のサポートが充実しているため、学生は安心して学び、世界に羽ばたく力を培うことが確実にできると思いました。

PAGE TOP