第2回Monthly GSC「An Activity, Not Magical and Mysterious」

講師の大阪大学 大学院情報科学研究科 古川正紘准教授(左)とコーディネーターの京都産業大学 情報理工学部 永谷直久准教授(右)。 

第2回Monthly GSC 「An Activity, Not Magical and Mysterious」

2021年5月12日(水) 、第2回Monthly GSCオンラインセミナーが実施されました。GSCとはグローバル・サイエンス・コースの略称で、理工系3学部(理学部・情報理工学部・生命科学部)に設置されている「英語を武器に世界に挑むことのできる理系産業人を育成するカリキュラム」となっています。
今回は、大阪大学 大学院情報科学研究科の古川 正紘(ふるかわ まさひろ)准教授を講師として迎え、「An Activity, Not Magical and Mysterious」をテーマに、自身の研究内容や大学卒業後のキャリアプランの築き方についてセミナーが行われました。

初めに古川氏が研究されているヒューマンインタフェースの分野について解説されました。ヒューマンインタフェースとは人間と機械がやり取りするための手段や装置、ソフトウェアの総称です。その中で、目の錯覚を使って、無意識のうちに人の動きを操作する「記号や言語に頼らない錯覚による歩行誘導に関する研究」を行われており、参加学生にもわかりやすいよう図や動画を多数用いて説明していただきました。

次に、古川氏の経歴やその中で培ったことについて話されました。古川氏は電気通信大学、大学院卒業後も慶應義塾大学や大阪大学で一途に研究を続けてこられました。幼少期から、本から知識を得たり、会話の中で分からないことがあればすぐ辞書を引いたりすることが日常で、その当たり前が繰り返されて、知ることの面白さに気づき、研究を続けていらっしゃいます。

また、父でもある古川氏は子育てや家庭を切り盛りしていく上で工夫されていることを話されました。子育てでは、かつて古川氏の親がしてくれたように、子供たちが興味をもったものや集中したことを理解して、尊重しようと努力されているそうです。そして、家事分担や子育てに関して、夫婦間での話し合いは日常的に行っており、家事ひとつとっても調整や打ち合わせを欠かせずに現実的に考える。それが古川氏の行動指針となっています。

最後に、タイトルにもある「An activity」。実践できるか、行動できるかで将来は変わっていくとお話をされました。
「現実的に考えて、実際に行動に移す」ということを軸に生活している古川氏。私たちが将来を考えるにあたり、必要な考え方を改めて認識することができました。

 (学生ライター 外国語学部 3年次 瀬戸うた)

 
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