【理学部】鈴木 信三 教授が第64回先端繊維素材研究委員会(AFMc)公開ミニシンポジウムにて講演

2024.06.27

6月21日、理学部 鈴木 信三 教授(神山宇宙科学研究所 所員)が第64回先端繊維素材研究委員会(AFMc)公開ミニシンポジウムにおいて、特別講演を行いました。

先端繊維素材研究委員会は、一般社団法人繊維学会の中に設けられた研究委員会であり、主として 高性能および高機能繊維素材を開発するために必要な基礎的問題、技術的問題などを調査、研究することを目的として、1986年に発足しました。今回のミニシンポジウムでは、航空機や人工衛星等に用いられる材料に求められる特性と、それを実現する繊維材料について、炭素繊維の特徴と用途展開、人工衛星プロジェクト(「まいど1号」打ち上げの苦労話)、PBO繊維の大気圏観測用気球への応用など、繊維素材技術者に限らず広い分野のご専門家6人が講演されました。

鈴木教授は特別講演において「単層カーボンナノチューブの作製/分離精製の現状と課題」と題して、ここ数年の本学における宇宙産業ビジネスを意識した取組み(神山宇宙科学研究所や、理学部物理科学科における宇宙産業コースの発足)について短く紹介した後、自身の研究室で進行中の単層カーボンナノチューブの作製/分離精製の現状や、宇宙エレベーターのケーブルにカーボンナノチューブを用いる際の課題等について講演を行いました。

本学における宇宙産業ビジネスを意識した取り組みを紹介
「単層カーボンナノチューブの作製/分離精製の現状と課題」と題して講演する鈴木教授
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