【国際関係学部】「国際キャリア開発リサーチA」カンボジアでのインターンシップの終了報告
2023.09.13

国際関係学部実践科目(集中)「国際キャリア開発リサーチA:カンボジア」(以下、国際CDR-A)(担当:吉川 敬介 准教授)では、先日カンボジアでの海外実習と成果報告のための事後授業を終え、全プログラムを無事に終えることができました。
この国際CDR-Aは、将来海外でキャリアを築くことを見据え、海外での現場経験を通じて、自主性、問題解決能力、情報発信能力、そして他者との協働に必要な調整力などの形成を図ることを目的とする講義です。
今期は8人の国際関係学部生が本講義を受講し、事前授業を通じて、実習先カンボジアの歴史や政治・経済の現状、海外実習における危機管理と諸対応について学び、海外実習に向けた準備を進めてきました。また実習直前の8月9日の事前授業では、NHK World Japan「Side by Side」にも度々出演されているパンニャサストラ大学バタンバン校(PAÑÑĀSĀSTRA UNIVERSITY OF CAMBODIA, Battambang Campus)国際交流マネージャーの松岡 秀司 氏をオンラインでお招きし、海外でのキャリア形成とその事例についてお話を伺い、受講生は海外キャリアの形成過程やさまざまな問題への向き合い方について学ぶことができました。

その後、受講生は8月13〜28日の約2週間、株式会社スパイスアップアカデミア(代表:森山 たつを 氏)が実施するカンボジア(シェムリアップ)インターンシップ・プログラムに参加しました。この海外実習では、現地で行ったマーケティング調査の結果に基づき、PDCAサイクルを活用して商品開発を行い、実際に現地サッカーチーム「アンコールタイガー」の試合会場で開発した商品の販売に取り組みました。


上記プログラムを終え帰国した8月30日には、最終授業として受講者全員による実習成果報告会を開催しました。本報告会では、現地実習のチームごとにカンボジアでの海外実習での具体的な研修内容(マーケティング調査、商品開発、実践販売)やそこで直面した問題その解決方法について報告した後、本実習を終えて変化した価値観や将来キャリアに対する考え方などを共有するディスカッションを行い、全てのプログラムが終了しました。受講者は本講義を通じて、海外で働くということ、そして開発途上国におけるビジネスコミュニケーションについて、それぞれに多くの気付きと学びを深めることができたようです。