【国際関係学部】外部機関の支援金による海外渡航の成果報告会が開催されました!

2023.01.10

2022年12月14日に、国際関係学部生による海外渡航成果報告会が開催されました。報告会では、一般社団法人一枝会の「行ってみ!チャレンジ」で研究が採択され、海外渡航実施に至った6名の学生から、渡航目的や調査してわかったことについて発表していただきました。

(学生ライター 国際関係学部3年次 佐藤 美宇)

各研究テーマで学生は、企業訪問、施設見学、街中のインタビューを中心に調査を行っていました。

各学生の研究テーマ

  • ウクライナ侵攻に伴うヨーロッパ社会(生活と経済)への影響の実態調査
  • フィンランドの教育制度とエシカル消費の実態調査
  • ネパール農村における内発的発展と日本企業との協働に関する研究調査
  • 観光資源と人々から探るペナン島の多文化共生の現状調査
  • タイにおける日本サッカー協会のアジア貢献に関する調査
  • カンボジアの国際協力とビジネスのつながりを探る旅
「フィンランドの教育制度とエシカル消費の実態調査」報告の様子
フィンランドの調査では、幼稚園と小学校訪問から、週一回の野菜を主とした給食の提供や木や布のおもちゃの採用など、生活しているなかで環境について考えられるような実践的な教育が行われていることが報告されました。
「観光資源と人々から探るペナン島の多文化共生の現状調査」報告の様子
マレーシアでの調査では、観光資源としてストリートアートが存在しており、ペナン島の文化や民族の暮らしを可視化していることが、多文化共生ができている一つの理由であると分かりました。 
「タイにおける日本サッカー協会のアジア貢献に関する調査」報告の様子
タイでは、日本のトレーニング機器設置や選手の食事改善などタイのサッカー選手育成に貢献している一方で、年上を敬う文化や日本語の曖昧な表現を英語にする難しさといった文化の違いがあり、国民性にあった指導方法が必要であることを報告していただきました。
どの国の調査結果も、現地に行かなければ分からないことばかりで、興味深かったです。また、渡航を通して、「研究者という自覚が芽生えた」「とりあえずやってみることの大切さを学んだ」など、一人で海外に行ったことで人間的に成長したと話していました。学業の面では、今回の研究調査を卒論に活かしていきたいと、勉学への意欲が伝わってきました。その他、これから海外調査に挑戦したい学生に向けて、「トラブルも一つの経験」「アポイントは粘り強く地道にとる」といった、経験者としてのアドバイスをいただきました。
「ウクライナ侵攻に伴うヨーロッパ社会(生活と経済)への影響の実態調査」報告の様子
「ネパール農村における内発的発展と日本企業との協働に関する研究調査」報告の様子
「カンボジアの国際協力とビジネスのつながりを探る旅」報告の様子

報告会の最後には、三田先生から「学生の力の凄さに感動した。これまでやってきたことを次にどう活かしていくのかに期待したい」と激励の言葉が送られました。

発表した学生の調査テーマは、どれも個性的でとてもおもしろかったです。また、実際に海外で調査をするという行動力に驚きました。学生たちが口を揃えて言っていた「挑戦することの大切さ」を感じることができた報告会でした。

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