【文化学部】観光文化学PBL2 最終報告会を開催!!

2023.01.17

1月11日に文化学部専門教育科目「観光文化学PBL2*」の最終報告会を開催しました。課題提供機関の公益財団法人京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)の糟谷 範子氏と公益社団法人京都府観光連盟の後藤 英之氏に来学いただき、受講生たちが半年間の活動とその成果について報告しました。

まず「京都伝統伎芸振興財団クラス」の3チームが与えられた共通課題である「舞妓の人材確保~舞妓募集」に対してのプレゼンテーションを行いました。1チーム目は「修学旅行生に職業としての舞妓さんを紹介するための学習用資料の作成とその活用」について提案し、2チーム目は「小中学生を対象とした舞妓さん・芸妓さんについてのZoom講演会」の結果を報告しました。3チーム目は「舞妓さんや花街に関するショート動画制作と中学校用パンフレットの作成」を提案しました。糟谷氏からは、作成した資料の著作権やショート動画の活用法に対する質問とイベント開催方法に関する助言とともに、3チームすべての発表内容と学生たちの取り組みについて、労いの言葉をいただきました。

おおきに財団クラスの発表と糟谷氏からのフィードバックの様子 
続いて、「京都府観光連盟クラス」の2チームが昨年12月14日に開催した在学生対象のPRイベント**の結果を踏まえたプレゼンテーションを行いました。長岡京市チームは「地域グルメの宣伝」によって得られた成果を報告した一方で、実際にイベントを企画・実行した経験をもとに持続的な仕組みづくりの難しさについて考察を深めていました。宇治田原町チームはイベント後のアンケート調査結果をもとに宇治田原町の観光地に着目した新たな商品展開について提案しました。後藤氏からは机上の空論に留まらない現地調査に基づいた取り組みと、授業回を増すごとに成長し続けた学生たちへの賛辞をいただきました。
後藤氏から学生の活動に対して賛辞をいただきました 
春学期開講科目「観光文化学PBL1」および秋学期開講科目「観光文化学PBL2」の2つの授業を通じて、受講生たちは実社会の課題に向き合うとともに、社会人として必要となる心構えや基礎力を身に付けてきました。受講生の中には観光文化に携わる企業・団体の職場体験を主とする3年次生対象科目「観光文化学インターンシップ」の履修を希望する学生たちも多数います。PBL科目を通じて身に付けた能力をまずはインターンシップで、そして間もなく訪れる就職活動やその先にある社会人としての生活で役立てられるようにこれからも頑張ってもらいたいと思います。
授業統括の平竹教授による総括の様子
成田助教の進行にて報告会が開催されました
京都文化学科の吉野学科主任からも学生へのコメントがありました

2022年度「観光文化学PBL2」成果内容等

課題提供機関:公益財団法人京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)
提供課題:舞妓の人材確保~舞妓募集

学生活動における
提案・成果
チーム1 「修学旅行生に職業としての舞妓さんを紹介するための学習用資料の作成とその活用」
チーム2 「小中学生を対象とした舞妓さん・芸妓さんについてのZoom講演会の開催」
チーム3 「舞妓さんや花街に関するショート動画制作と中学校用のパンフレットの作成」

課題提供機関:公益財団法人京都府観光連盟
提供課題:京都府域における観光を切り口にした地域活性化について

学生活動における
提案・成果
チーム1 「長岡京市の地域グルメの宣伝イベントの実施報告と持続的な仕組みづくり」
チーム2 「宇治田原町の魅力発信イベントの実施報告と宇治田原町の観光地に着目した新たな商品展開」
*「観光文化学PBL2」とは、観光文化の分野において企業・団体から与えられた課題に対して、解決提案することを通じて、実社会において必要とされる能力を養う科目です。
**参照記事:2022年12月28日【文化学部】「観光文化学PBL2」 長岡京市・宇治田原町のPRイベントを開催!
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