【理学部】宇宙物理・気象学科 談話会を開催しました(7月6日)

2022.07.13

7月6日に宇宙物理・気象学科の談話会(※)を開催しました。
今回は東大・航空宇宙の五十里哲先生に、小型衛星ミッションについて工学の観点からご講演いただきました。衛星開発をはじめとして宇宙工学について普段話を聞く機会がないため、講演内容のどれもが新鮮で興味深く、大変勉強になりました。また、五十里先生が実際に衛星の開発や製作に関わっており、その経験談や苦労話が聞けて臨場感あふれる講演でした。談話会に参加した学生・教員全員が五十里先生の講演に熱中して、質問もたくさん飛び交い大いに盛り上がりました。

現在日本では、小型衛星の製作が大学レベルで可能になり、国公立だけではなく本学のような私大や高専でも製作している所が国内で増えつつあります。また、アメリカでは小学校(!)で衛星の製作をやっている所もあるそうで、これには大変驚きました。近い将来、本学でも小型衛星「京産1号(仮)」が作られ、打ち上がる日が来ることを待ち望んでいます。

(※)談話会は、学内教員や研究実績のある研究者を招聘して定期的に講演会を行うことで、理学の最先端の研究内容に触れ、研究意欲の促進、教育・研究の質的向上を図ることを目的として実施しています。参加は、教員だけでなく、学部生、大学院生、その他一般の方々も可能です。

人工衛星の変遷を語る五十里先生
活発な質疑応答がなされました

講師プロフィール

五十里 哲(いかり さとし)
北九州⼯業⾼等専⾨学校で⾼専ロボコンに参加し、ロボット開発にのめり込む。卒業後、東京⼤学航空宇宙⼯学科に編⼊。その後、博⼠課程まで同⼤学で学び、東京⼤学航空宇宙⼯学専攻で博⼠(⼯学)を取得。その後同専攻で助教を務める。2022年からドイツDLRで客員研究員を併任。2015年に超⼩型深宇宙探査機PROCYON プロジェクトチームとして東⼤総⻑賞を受賞、2017 年に⽇本航空宇宙学会 宇宙科学技術連合講演会 奨励賞優秀論⽂。
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