【生命科学部】産業生命科学科の課題解決型授業(生命科学PBL2)のチームが 「作ろう!学ぼう!!楽しもう!!! ツバメグライダー大会」を企画・開催しました。

産業生命科学科では、PBL(課題解決型学習)やインターンシップなど、産学協働教育に力をいれています。企業やNPO、地方自治体などと連携をしながら、社会で実際の課題解決にあたることが成長につながると考えているからです。今年度も生命科学PBL2の授業が進んでいます。今年度は、18名の学生が3つのチームに別れて課題解決に取り組んでいます。

このたび8月28日(日)に、生命科学部 産業生命科学科の課題解決型授業(生命科学PBL2)の受講生8人が国営平城宮跡歴史公園において、「作ろう!学ぼう!!楽しもう!!! ツバメグライダー大会」を企画・開催しました。

学生らはこれまで、国営飛鳥・平城宮跡歴史公園ならびに平城宮跡管理センター様より頂いた課題「平城宮跡歴史公園のツバメのねぐら入りを題材に、一般の人々にねぐら入りの環境を守る大切さと魅力を伝え、自然保護と公園利用の両立に繋げるための案を企画立案」の解決に取り組み、今回の企画に取り組んできました。

学生らは、ねぐら入りの環境を守るためには地域の人々の理解と協力が不可欠であり、特に、将来地域の保全を担う子供たちに、ツバメにふれ、興味をもって貰えるような企画を行いたいと考えました。
ツバメにそれほど興味がない子供達にも参加して貰うためには、どのような工夫が必用か検討を重ね、ツバメに見立てたグライダーの製作と大会を開催し、同時につばめに関する生態やねぐら入りの環境に関するパンフレットを配布することで、楽しみながらツバメに興味をもらうことを目指しました。またグライダーの製作・大会後には、ねぐら入りの観察会も行うことで、ツバメにより親しみを持ち、優しく見守ってくれるもらう人を増やすことも目標としました。

ツバメグライダー大会の様子
観察会案内の様子
ツバメのねぐら入り観察会の様子
当日は約80名の子供達がグライダーの製作・大会に、保護者を含む18名がねぐら入りの観察会に参加してくれました。
グライダーの製作・大会では、子供達がそれぞれ工夫をこらし、ツバメに見立てて色塗りしたグライダーを笑顔で飛ばす様子が見られたほか、ねぐら入りの観察会に参加されたお客様からも「これほど迫力のあるものと思っておらず感動した。子供にも良い経験になった。」との声がよせられました。

生命科学PBL(課題解決型学習)とは?

生命科学PBL(Project Based Lerning:課題解決型学習)は、企業や地域団体、地方公共団体などが抱えている課題の解決策を学生自らの力で立案し、実行する授業科目です。2年次に開講される生命科学PBL1では、さまざまな演習を通じて、チームで協働する力や、企画を立案する力を学びます。3年次に開講されるPBL2では、企業などから提案される課題の解決策を立案して実行します。チームで協働しながら社会のリアルな課題にあたることで、調整力や実践力を養います。
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