【情報理工学部】特別コロキウム(早期卒業生研究発表会)を開催しました

情報理工学部では、成績優秀者に対して、4年次生春学期末で学部を卒業し、秋学期から引き続き大学院先端情報学研究科に進学できる早期卒業制度を設けています。
今回、中島研究室から山口 史弥さん(情報理工学部・4年次)と須山 瑠万さん(情報理工学部・4年次)の2名が早期卒業の候補となりましたので、2022年8月4日(木)に卒業研究の発表を特別コロキウムとして開催しました。
対面およびオンラインによるハイブリッド開催となりましたが、教員および学生が数多く参加し活発な議論が行われました。
「オンラインショッピング支援を目的としたレビュー動画の商品特徴量分析手法の提案」について発表する山口さん
「賃貸物件に関する周辺環境を考慮したPersonalized Scoring方式の提案」について発表する須山さん

発表概要

発表者1:山口 史弥(情報理工学部 4年次・中島研究室)

題目:オンラインショッピング支援を目的としたレビュー動画の商品特徴量分析手法の提案

オンラインショッピングには、購入した商品が期待していたものと異なるといったリスクが存在する。そこで商品の実際の使用感をより的確に把握できるレビュー動画を参考にするユーザも増えているが、投稿数が多く本当に知りたい情報が含まれる動画を探すには手間がかかる。このような背景から、オンラインショッピング支援を目的とし、ユーザがどのレビュー動画を閲覧すべきかを把握することを容易にするレビュー動画推薦システムの開発に取り組んでいる。本研究では、レビュー動画内で述べられている商品の特徴分析を行い、ユーザに提示することで、効率的な動画視聴を実現する手法の提案を行う。

発表者2:須山 瑠万(情報理工学部 4年次・中島研究室)

題目:賃貸物件に関する周辺環境を考慮したPersonalized Scoring方式の提案

近年、賃貸物件探しをする際、多くのユーザが不動産・住宅情報サイトを利用している。従来の不動産・住宅情報サイトでは、賃料・広さ・築年数・間取り・駅までの距離等の条件に基づいた物件の検索が可能である。しかし、周辺の治安やバリアフリー環境といったニッチなニーズについては指定することができない。本研究では、ユーザの年齢・性別や各々の趣味嗜好に応じて、望ましい周辺地域の環境を考慮することに基づく賃貸物件に対するPersonalized Scoring方式の提案を行う。
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