【経済学部】菅原ゼミにて近畿財務局京都財務事務所による出前講座を開催

2023.01.11

2022年12月22日、経済学部菅原ゼミ(演習Ⅰ)にて、毎年恒例となっている近畿財務局京都財務事務所の地方創生支援事業についての出前講座が開催されました。

当日は、財務局および財務専門官の業務内容、近畿財務局管内の若手・中堅職員で結成された「TEAMちほめん」による地方創生支援事業の取組事例を紹介していただきました。また、今年度からの新たな試みとして、特定の地方自治体の現状と課題に関する事前配布資料を基に、学生が課題解決について議論・発表するグループワークを実施していただきました。学生は4つの班に分かれて話し合い、路面電車による利便性の向上と観光活性化、空き家を活用した保育園整備、農産物を活かした第6次産業の創出、廃校を再利用した宿泊施設・シェアオフィス、自然や街並みを活かした映画・アニメのロケ誘致などの提案を発表しました。

参加学生の声(抜粋)

  • 今回の出前講座では、T市の地域活性化のためのアイデアをグループで話し合いました。グループで話し合いを行う際には、質より多くのアイデアを出すことが大事で、メンバーの意見を尊重することも大切だということを再認識しました。また、時には経済合理性に囚われず、その地域の価値観などから政策を行うこともあるところが新たな発見でした。最後に、財務局がどのようにして地元企業や金融機関、自治体と連携し、地方創生に携わっているのかを理解することができました。
  • 全国の市町村が少子高齢化という同じ課題がある中で、今回T市について考えたとき、初めは全員似たような意見が出ると思っていました。しかし、グループで意見を出していくうちにどんどんアイデアが出てきて、現実的には難しいことかもしれないけれど面白い解決策を見つけることができました。また最後には、自分がこの取り組みをして、もっともっとユニークな政策をしていきたいという気持ちになりました。
  • 現役の財務局の方の仕事内容が細かく聞くことができ、とてもありがたいと思いました。普段生活している中では、あまり馴染みのない職業なのかと思っていましたが、様々な地域や地方に貢献していて、地域や地方にとって必要な存在だということを知ることが出来ました。また、グループごとに考える課題やその解決方法が本当に様々で、アイデアを出し合うことはとても面白いと感じました。
  • グループワークは中々自分の考えがまとまらなかったり、意見を上手く伝えれなかったりしたので、ブレストの4つのルールで紹介された質より量や批判禁止などを今後も意識して参加できるようにしたいと思いました。学生側の発表後の近畿財務局の人のコメントが、批判なく学生側の意見を肯定して一つ一つの意見に実際の事例を交えながらしゃべっていて、ゼミの発表で聞き手の難しさを感じていたのでお手本のような聞き手で参考にしたいと思いました。
  • 今まで国家公務員の仕事はお堅いイメージが強かったのですが、今回の講座で近畿財務局の方々が「TEAMちほめん」として若手職員を中心に地方創生に取り組んでいることを知り、そのイメージが変わりました。また私自身も地方創生に関心があるので、その取り組みの内容もとても参考になりました。
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