【現代社会学部】香川県土庄町と塩谷ゼミが「はもたろうのおはなし会」を開催しました!

2022.09.20

本学が包括連携協定を締結している香川県小豆郡土庄町(以下、土庄町)が進める域学連携交流事業の一環で、現代社会学部塩谷ゼミ(塩谷芳也准教授・通称ハモプロ)の学生5名と塩谷准教授が、2022年7月29日(金)に土庄町にある大鐸(おおぬで)こども園を訪問し、「はもたろうのおはなし会」を開催しました。はもたろうのおはなし会では、園児13名に対して、絵本「あずきくんとおさかな」の読み聞かせの他に「魚探しゲーム」を実施しました。「魚探しゲーム」は、海に見立てたブルーシートの中に隠された8種類の魚の模型を園児たちが探し出し、魚を見つけると大学生からシールを貼ってもらえるというゲームで、園児たちは大喜びで魚を探しに行き、イベントは大盛況となりました。
園児たちには、地元の島鱧に対して興味を持ってもらうことができ、同園からは、園長先生からの「絵本や魚のゲームなど子どもたちが楽しみながら興味が持てるよう工夫していただき、貴重な経験となりました。皆様との活動を思い出しながら楽しかったことを話しながら、感謝の思いも込めて、子どもたちがプレゼントを作りました♪子どもたちにとっても素敵な思い出となりました。本当にありがとうございました。」とのコメントとともに写真付きのメッセージカードが届きました。

塩谷ゼミは2019年度から土庄町の特産品である「小豆島 島鱧(しまはも)」のブランディング活動に取り組んでおり、この会は、絵本の読み聞かせや魚に関連させたゲームを通して、楽しく遊びながら子どもたちに魚食を促すとともに、「小豆島 島鱧」について認知してもらうことを目的に実施されたものです。

なお、本学では、土庄町と2015年11月に相互の人的、物的、知的資源を交流、活用することにより、地域社会の発展と人材の育成を図ることを目的とした連携協力に関する包括協定を締結し、同町の振興に資する活動を展開しています。絵本「あずきくんとおさかな」は、同事業の一環で子どもたちの魚食の促進を図ることを目的に塩谷ゼミの学生が2021年度に作成したものです。

塩谷先生からのコメント

学生たちが考案した「魚探しゲーム」は、さまざまな工夫が凝らされたクリエイティブなものでした。8種類の魚の模型については、瀬戸内で実際に獲れる魚についてリサーチした結果が反映されています。さらに、ゲームを面白くするために、「人間はどんなときに喜びを感じるか」に関する現代社会学部での学びをゲームデザインに組み込んでいます。人間は自分の行動に対して何らかのフィードバックがあるときに喜びを感じますが、これを実現するため、魚を見つけた園児には大学生が専用の台紙にシールを貼ってあげるというルールを用意しました。この設計は奏功し、園児たちは8種類すべての魚をコンプリートしようと夢中になって遊んでいました。ゼミの学生たちには、今後も現代社会学部における学術的な学びを活かしつつ、「小豆島 島鱧」のブランド化推進をはじめとした地域の課題解決や他者貢献に取り組んでもらいたいと思います。

塩谷ゼミ(ハモプロ)のSNSやHPはこちらからご覧いただけます。
絵本『あずきくんとおさかな』の読み聞かせ動画も視聴いただけます。

絵本「あずきくんとおさかな」
読み聞かせの様子
魚探しゲーム
魚探しゲームの様子
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