【外国語学部】イタリア国立シエナ外国人大学とオンライン交流を行いました

2022.08.08

本学外国語学部ヨーロッパ言語学科イタリア語専攻の教員の発案により、協定校のシエナ外国人大学とイタリア語専攻との間で、5月10日から7月22日まで、イタリア語の教育と学習に関するオンライン交流を行いました。この交流の目的は、イタリア語教授法を専門とする教員・大学院生とイタリア語専攻の学生が、オンラインで交流することにより、ポストコロナにむけて、イタリア語教育とイタリア語学習のより良い方法を模索するというものでした。

シエナ外国人大学の参加者は3名で、日本で長くイタリア語を教えた経験がある人もいました。イタリア語専攻からは、1年次生から4年次生までの6名が参加しました。オンライン交流は火曜日から金曜日まで週4回、各回1時間で行われました(合計44時間)。

具体的には、イタリア語でさまざまなテーマの話をしました。たとえば、学生のその日の出来事、趣味、生活、勉強していること、祭りや食事といった日本とイタリアの文化の比較、最近のニュースなどです。これまで学んできた文法が、会話のどのような場面に活かされているかも実感できました。

シエナの参加者からは、「日本人はシャイというステレオタイプがありますが、決してそうではなく、熱心に自分からたくさん質問をしてくれました」という感想が寄せられました。一方、イタリア語専攻からの参加者の感想は、「皆さんが優しく接してくださって、非常に楽しかった」、「日本に関心が強く、学生の話を興味深く聞いてくれました」といったものでした。どちらも満足度が高く、さらなる参加のチャンスがほしいという希望も寄せられました。

オンライン交流という方法によって、日本とイタリアの物理的な距離がなくなり、今回のようなステレオタイプを越えた異文化理解を互いにすることで、日本とイタリアの文化的な距離も近くなったはずです。グローバルな「学び」をとおして、互いを理解し合い、尊重し合う平和な世界を目指し、今後もこのような企画を考えていきます。

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