【国際関係学部】「国際経営論Ⅰ」で駐日クロアチア大使を招いた講演会が開催され、クロアチアと日本の関係について学びました!

2022.08.08

5月26日に、「駐日クロアチア大使講演会」が、国際関係学部専門科目、「国際経営論Ⅰ」(担当:植原 行洋教授)の授業の一環として、行われました。今回はドラジェン・フラスティッチ閣下にお越しいただき、クロアチアの歴史やクロアチアと日本の国際関係について、英語でご講演していただきました。

(学生ライター 国際関係学部3年次 佐藤 美宇)

はじめに、クロアチアの概要について、紹介していただきました。クロアチアは、1991年に旧ユーゴスラビアから独立を宣言しましたが、1995年まで戦争(独立戦争)を経験しました。その後、NATO(2009年)とEU(2013年)に加盟したことによって、安全保障面や経済面で他国との結びつきが強くなったそうです。

クロアチアの文化や産業の特徴についても教えていただきました。クロアチアは、有名な音楽家の出身地であったり、建築物や彫刻・絵画が有名であったりするため、芸術について学ぶためにクロアチアに留学する学生が多いそうです。産業においても、漁業、製造業、IT業、観光業など幅広い産業に強みを有し、拡大を試みていることが分かりました。

授業中盤は、経済面を中心に、クロアチアと日本の関係について、教えていただきました。最も印象的だったことは、マグロが、クロアチアの対日輸出品の中で、最も多いということです。マグロを養殖する日系企業もあり、クロアチアの産業と日本の食文化の深い関りを実感することができました。

授業終盤では、学生からの質疑応答の時間がありました。学生たちは、ウクライナ侵攻の影響や、クロアチアにとってのシェンゲン協定(参加国で国境検査なしで国境を越えることを許可する)に加入するメリットなど、自分たちの関心事を積極的に質問しており、フラスティッチ閣下も、熱心に回答してくださいました。質問者だけでなく、全ての聴講生が有意義な時間を過ごすことができました。

質疑応答の様子
このような外国公館の大使のお話を直接聞く機会は貴重であり、非常に充実した時間でした。どこか遠い存在であったクロアチアを身近に感じることができたご講演でした。
記念写真(撮影時のみマスクを外しています)

国際関係学部の授業では、外交、ビジネス、国際協力の現場で活躍する実務家を招き、世界の最前線の知識や実情を学びます。
他にもさまざまなゲストスピーカーによる講演会を開催しています!

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