【国際関係学部】学部の学びを超えて活躍する4年次 吉馴 真汐さんを取材しました!

2022.05.18

4月28日(木)、国際問題について英語でディスカッションをするイベント「Dig into International Issues!」がグローバルコモンズで開催されました。イベントの企画から運営までのすべてを1人で行った国際関係学部4年次生の吉馴真汐さん(グローバルコモンズ学生ボランティアスタッフ「LINK」所属)を取材しました。

国際関係学部4年次生の吉馴真汐さん

「国際関係」に興味を持ったきっかけを教えてください。

3歳から英会話を学んでいたので、大学では英語を学ぶというよりは、英語を用いて何かを学びたいと漠然と考えていました。実際、高校3年時に参加した本学のオープンキャンパスで、横山先生が「国際関係学部は英語を学ぶ場所ではありません」と仰ったのを聞いて、この学部に入学を決めました。入学後、さまざまな関心に基づいて授業を履修していく中で、国際社会が抱えるジレンマやある問題と別の問題の複雑な関係性、一見解決策に見えるものがより問題を悪化させることなどが面白いと思うようになりました。

今回のイベントを企画されたきっかけを教えてください。

ディスカッションの様子
3年次の秋学期に留学に行く予定でしたがコロナ禍で渡航が中止になり、国内で「何かがしたい!」と思い学生ボランティアスタッフ「LINK」に応募しました。そこで、留学に行けないけど英語力をあげたい学生のために英語でディスカッションするイベントを他のメンバーと協力して立ち上げました。そして、今回はその集大成として、私自身のやりたい事をやろうと思い、1人で企画から運営まで行いました。

イベントに参加してご自身にとってプラス(成長)につながったことは?

英語力、コミュニケーション能力、ファシリテーター能力が身につきました。ファシリテーター(進行役)を1年間経験し回数を重ねることで、ディスカッションを円滑に進めるスキルを伸ばすことができました。 

国際関係学部の学びとのLINKはありますか?

もちろん、LINKはあります!私にとってこの活動は「国際関係の学び」がないとできません。関心、問題意識、視点、考え方は「国際関係学部で学んできた3年間の学び」が基盤になっています。

国際問題を考えるうえで、普段から心掛けていることは何ですか?

環境問題、人権問題、ジェンダー問題など、できるだけ幅広く興味を持つようにしています。特にNHKの国際報道は、毎日録画して視聴しています。また、インスタグラムのワールドニュースをフォローして、世界各国のニュースをリアルタイムでチェックしています。

このような活動をとおして今後の抱負、また将来に繋がること・繋げたいことは?

ファシリテーターとしてスムーズな進行に務める吉馴さん

英語のディスカッションイベントでは、学部を超えた参加者との議論をとおして、問題意識の違いに気づき知識を深めることができるので、今後の自分の勉強にも活かせることばかりです。

卒業後はイギリスの大学院へ進学したのち、国際労働機関(ILO)の研究員としてフィールドで働きたいと考えています。先生方からは「いろいろな経験をした方がいい」、「日本に閉じこもっていてはダメ」と、後押しをしてもらいました。今思えば、何をしたいのか分からず目的を持たずに留学を考えていましたが、コロナ禍で中止になり、改めて自分と向き合う機会ができ将来の目標ができました。

最後に、国際関係を学ぶ学生のみなさんへ一言お願いします!

私は、留学こそできませんでしたが、どのような状況下に置かれても英語力の向上や視野の拡大など自分のやりたいことのためにできることは必ずあると、コロナ禍だからこそ気づくことができました。みなさんも、学内のさまざまなイベントに参加して、多様な視点や視野に触れ、自分自身を見つめてみてください!
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