2021年5月26日（水）に「数理科学科 学生向け談話会（※）」を開催しました。

今年度第2回目の談話会で、新型コロナウィルス感染拡大の状況を鑑み、Zoomを用いたオンライン開催でした。
今回は北海道大学大学院 理学研究院の粕谷直彦 准教授に「カスプ特異点のミルナーファイバーのトポロジー」というタイトルで講演いただきました。粕谷氏は昨年度まで本学に在籍されており、当日は粕谷氏が在籍中に親交のあった教員・学生らを中心に多くの参加がありました。
講演は、研究対象であるカスプ特異点や、ミルナーファイバーの紹介から始まり、問題を解決するために用いた手法の特徴や有用性に関しても丁寧な説明がありました。講演全体を通じて、図を使った直感的にわかりやすい説明をされており、参加者は研究対象の魅力や面白さを感じられたのではないかと思います。

（※）談話会は、学内教員や研究実績のある研究者を招聘して定期的に講演会を行うことで、理学の最先端の研究内容に触れ、研究意欲の促進、教育・研究の質的向上を図ることを目的として実施しています。参加は、教員だけでなく、学部生、大学院生、その他一般の方々も可能です。