祇園祭の鉾町で胡瓜を食べない習わしは本当か?文化学部小林ゼミ生が全34基の山鉾を調査し、研究成果を発表

2021.11.26

京都産業大学文化学部の小林一彦ゼミは祇園祭の函谷(かんこ)鉾における伝統文化の継承の取り組みのなかで、「鉾町では胡瓜を食べない」という伝承に着目し、全34基の山鉾に聞き取り調査を行いました。このたび、調査結果とともに古文書等の文献調査を踏まえた研究成果を発表します。また祇園祭で販売される授与品の企画コンペも同時開催します。

【本件のポイント】
  • 町内居住者が皆無となり役員の高齢化問題などの課題を抱えている函谷鉾の運営補助に2013年から携わり、山鉾で販売される授与品の粽(ちまき)作り、鉾建て、曳き初め、宵山行事や巡行などに参加し伝統文化の継承に取り組んでいる。
  • 全ての山鉾の協力を得て、鉾町の伝承に関する聞き取り調査を初めて実施。古文書等の文献調査も行い、外来種である胡瓜がいつから食べられていたのか、どのような経緯をたどって伝承が生まれたのかを発表する。
  • 同時に2年次生による函谷鉾の授与品(山鉾で販売される粽などの品)の新企画学内コンペティションを開催。今年で5回目を迎える恒例イベントで、新たな授与品の実現(採用)に向けて取り組んでいる。過去には陶器製ミニちまきのアイデアが「ちまきストラップ」に採用されている。
リリース日:2021-11-26

文化学部小林ゼミによる【2021(令和3)年祇園祭研究発表】

公開日時 2021年11月30日(火)15:30~16:30
場所 京都産業大学図書館1階ナレッジ・コモンズ(京都市北区上賀茂本山)
テーマ 「鉾町では胡瓜を食べないは本当か?
2021(令和3)年の最新事情—全34基の山鉾での聞き取り調査から」

【同時開催】第5回 祇園祭の新授与品の企画研究開発学内コンペティション

公開日時 2021年11月30日(火)16:45~18:15
場所 京都産業大学11号館3階11304教室
内容 小林ゼミ2年次生14人が3チームに分かれ、函谷鉾の新授与品を企画。新授与品の魅力や販売形式、方法を提案し、函谷鉾保存会へのプレゼンテーション(2022年1月実施予定)に向けて準備を行う。

 

お問い合わせ先
内容について:京都産業大学 文化学部 小林 一彦 教授
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
MAIL:mrcb3kan@cc.kyoto-su.ac.jp

取材について:京都産業大学 広報部
Tel.075-705-1411
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