コロナ禍とシュルレアリスム※の時代は似ている? 外国語学部の学生が展示会「シュルレアリスムと雑誌」を企画

2021.09.13

京都産業大学外国語学部 長谷川晶子ゼミ生は、図書館所蔵の貴重な文芸誌を公開する展示会「シュルレアリスムと雑誌」を企画し、京都産業大学ギャラリーにて開催します。1933年から1944年の間にパリとニューヨークで発行された雑誌、『ミノトール』と『トリプル・ヴェー』を中心にシュルレアリスムに関係する貴重な資料を展示し、シュルレアリストたちの創作活動をパネルでわかりやすく紹介します。
【本件のポイント】
  • 長谷川ゼミ生は「コロナ禍で多くの制約がある現在と抑圧の全体主義の時代の空気に共通点があるのではないか」という発想に基づき、シュルレアリスム作品に触れることでさまざまな表現と出あい、解放感を味わってもらいたいとの考えから展示会を企画した。
  • パリで発行された文芸誌『ミノトール』(1933-39)とニューヨークで発行された『トリプル・ヴェー』(1942-44)の一般公開は本学では初めての試みである。
  • 長谷川ゼミ生37人が4つのテーマ(「シュルレアリスムとは何か」、「シュルレアリスムと雑誌」、「シュルレアリスムの雑誌①『ミノトール』」、「シュルレアリスムの雑誌②『VVV』」)に沿って、
    約20点の資料を展示し、大小33枚のパネルでシュルレアリスムという芸術運動を簡潔に説明している。
※シュルレアリスム(surréalisme)とは「超現実主義」と訳される第1次世界大戦終戦後フランスから始まった思想、芸術運動である。第1次世界大戦後の1920年代初めから第2次世界大戦間は自粛、抑圧の全体主義が隆盛した時代であったため、シュルレアリストたちは精神の状態や生き方の「自由」をさまざまな形で追及した。

リリース日:2021-09-13

外国語学部 長谷川ゼミ展示 「シュルレアリスムと雑誌」

開催期間 2021年9月21日(火)~10月2日(土)
開催時間 10:00~16:30 ※水曜のみ13:00~16:30(入館受付16:00まで)
休館日 日曜・祝日
場所 京都産業大学ギャラリー(京都市下京区中堂寺命婦町1-10 むすびわざ館2階)
入館料 無料
備考 新型コロナウイルスの状況により、展覧会の中止または延期・変更する場合があります。
お問い合わせ先
内容について:京都産業大学 ギャラリー
〒600-8533 京都市下京区中堂寺命婦町1-10
Tel.075-277-0254

取材について:京都産業大学 広報部
Tel.075-705-1411
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