世界の核兵器廃絶運動の現状や課題を若い世代へ広島原爆の語り部 近藤 紘子氏によるオンライン講演会を開催
2021.07.19
- 京都産業大学国際関係学部は、平和構築論Ⅰ(担当:クロス 京子准教授)の授業の一環で、広島原爆の語り部である近藤 紘子氏を招き、オンライン講演会を開催します。
- 近藤紘子氏は、「ノーモア・ヒロシマ」を掲げ、終戦後いち早くアメリカで原爆被害を訴え、被爆者救済に奔走した谷本清牧師の長女である。近藤氏は、父の平和活動の後を継ぎ、国内外で核兵器廃絶を訴えてきた。オバマ元大統領が広島訪問時の演説で「原爆を投下したパイロットを赦した少女」と言及したのは近藤氏だとされる。
- 京都産業大学国際関係学部の専門教育科目「平和構築論Ⅰ」では、平和の概念や平和構築の分析手法を学習し、現代紛争の特徴と発生要因、そして平和に対する脅威について、具体的事例を用いて学び、紛争や戦争を解決する上での課題の理解を目指している。
- 本講演会では、紛争予防と解決に向けて、なぜ核兵器廃絶が必要とされるのか、被ばくの実相と戦後の歩みを近藤氏から直に話を聞き、平和を希求する人びとの活動がいかに展開してきたのかを学ぶことを目的にしている。日本国内だけでなく海外で講演や取材を受けてきた近藤氏からお話を伺い、世界の核兵器廃絶運動の現状や課題を知る機会とする。
【本件のポイント】
講演者:近藤 紘子(こんどう こうこ)氏 プロフィール
広島原爆の語り部・国際養子縁組活動家。
1944年広島市生まれ。生後8カ月で爆心地から1.1キロの地点で被爆。被爆者救済と平和運動に半生をささげた谷本 清牧師の娘。原爆を投下したエノラ・ゲイ号の副操縦士との出会いやアメリカへの留学経験を通じて、核兵器廃絶と戦争の悲惨さを日本内外で訴えている。
1944年広島市生まれ。生後8カ月で爆心地から1.1キロの地点で被爆。被爆者救済と平和運動に半生をささげた谷本 清牧師の娘。原爆を投下したエノラ・ゲイ号の副操縦士との出会いやアメリカへの留学経験を通じて、核兵器廃絶と戦争の悲惨さを日本内外で訴えている。
平和構築論Ⅰオンライン講演会 「憎しみを乗り越えて~戦後76年を迎えるヒロシマからのメッセージ~」
日時 | 2021年7月22日(木)16:45~18:15 |
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実施方法 | Zoomによるオンライン形式 |
講演者 | 近藤 紘子氏 |
参加者 | 本学学生(約100人) |
※ご取材いただける場合は、オンラインで参加いただけるように準備いたしますので、大変お手数をおかけいたしますが、7月21日(水)午前9時までに、広報部までご連絡ください。
※近藤 紘子氏への取材を希望される場合は、講演会終了後に時間を設けております。
- お問い合わせ先
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内容について:京都産業大学 国際関係学部事務室
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-3231
取材について:京都産業大学 広報部
Tel.075-705-1411