吉兆や魔除けから人々の祈りや願いを知る ギャラリー特別展「吉兆と魔除け —怪異学の視点から—」開催

2021.02.18

京都産業大学ギャラリーは、今年4月に創立20周年を迎える東アジア恠異(かいい)学会※と共催で、怪異学の視点から東アジアにおける吉兆と魔除けを紹介する特別展を開催いたします。

【本件のポイント】
  • 「怪異学」とは、不思議なコトやモノについて歴史や文学・民俗の記録を解読し、その認識を生み出した社会・文化の特質や人の心の軌跡を探る新しい学問。
  • 祇園祭の際に各山鉾で販売される厄除けの粽(ちまき)をはじめ、鼠除けのおまじないとして養蚕地帯を中心に広まった猫の絵「新田猫」や、吉兆が起こる前兆として現れる霊妙な瑞獣である白沢を描いた「白沢之図」など、吉兆と魔除けに関する34点の資料を展示。
  • 自然災害や疫病などから受ける不安をはらうため、古来より人々が行ってきた様々な祈りや占いに触れることで、東アジアにおける思想や文化への理解を深める機会を提供する。
※東アジア恠異学会とは、古代では火山の噴火や地震、異常気象などの自然現象を指す場合が多かった「怪異」について、歴史的考察を行うことを目的とした研究会で、2001年に創立。正式名称に用いられる「恠異」は、「怪異」の異体字で意味上の違いはないが、古代や中世の文献では「恠異」の表記が多かったことなどから、この表記が用いられている。

リリース日:2021-02-18

ギャラリー特別展「東アジア恠異学会20周年記念展示 吉兆と魔除け—怪異学の視点から—」

開催期間 2021年2月24日(水) ~3月31日(水)
開催時間 月曜13:00~16:30/火~土曜10:00~16:30(入館受付16:00まで)
休館日 日曜・祝日※3月14日(日)は開館(10:00~16:30)
場所 京都産業大学ギャラリー(京都市下京区中堂寺命婦町1-10 むすびわざ館2階)
入館料 無料
共催 東アジア恠異学会
備考 新型コロナウイルスの状況により、中止または延期・変更する場合があります。
お問い合わせ先
内容について:京都産業大学 ギャラリー
〒600-8533 京都市下京区中堂寺命婦町1-10
Tel.075-277-0254

取材について:京都産業大学 広報部
Tel.075-705-1411
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