生命科学部 産業生命科学科の課題解決型授業(生命科学PBL2)のチームが現地視察を行いました
2021.06.29
産業生命科学科では、PBL(課題解決型学習)やインターンシップなど、産学協働教育に力をいれています。企業やNPO、地方自治体などと連携をしながら、社会で実際の課題解決にあたることが成長につながると考えているからです。
本年度の生命科学PBL2の授業が進んでいます。今年度は、26名の学生が以下の3つのチームに別れて課題解決に取り組んでいます(【】内は課題提供機関)
- 上賀茂小学校チーム: 小学校のビオトープ活用計画を立案せよ【上賀茂小学校・上賀茂おやじの会】
- 宝ヶ池公園チーム: 宝が池の生態系管理において必要な取り組みを考えよ【京都市都市緑化協会】
- 平城宮跡チーム: コロナ禍における公園の活性化・利用促進について考えよ【国営飛鳥歴史公園ほか】
6月16日には上賀茂小学校チームと宝ヶ池公園チームが、6月23日平城宮跡チームが現地視察を行いました。
上賀茂小学校チームは、上賀茂小学校にあるビオトープの活用計画を立案しています。現地視察では、ビオトープの現在の状態を確認するとともに、上賀茂小学校の校長先生や、ビオトープを管理をしている上賀茂おやじの会の会長にインタビューをしました。
宝ヶ池公園チームは、雨上がりの宝ヶ池公園を3時間かけてくまなく歩き回り、野生のシカにも出会いました。実際自然に触れながら、里山の状態、シカの出没状況など、宝ヶ池公園の生態系の現状について、詳しく教えてもらいました。
平城宮跡チームは、平城宮跡歴史公園や資料展示を見学した後公園事務所にて現時点の進捗状況を報告し、公園事務所ならびに管理センターの方々にアドバイスを頂きました。
現地視察をした学生たちは、課題解決の現場を訪問することで気持ちを新たにしたようでした。7月29日の最終報告会に向けて、引き続き活動を続けていきます。
生命科学PBL(課題解決型学習)とは?
生命科学PBL(Project Based Lerning:課題解決型学習)は、企業や地域団体、地方公共団体などが抱えている課題の解決策を学生自らの力で立案し、実行する授業科目です。2年次に開講される生命科学PBL1では、さまざまな演習を通じて、チームで協働する力や、企画を立案する力を学びます。3年次に開講されるPBL2では、企業などから提案される課題の解決策を立案して実行します。チームで協働しながら社会のリアルな課題にあたることで、調整力や実践力を養います。