国際関係学部 植原ゼミがソーシャル・サステナブルビジネスの現場視察ツアーを行いました

2021.11.19

11月1日(月)、2日(火)、国際関係学部国際関係学科「研究演習」(植原行洋ゼミ)の3年次生は、ビジネス現場視察ツアーを東京で行いました。「東京でうごめくソーシャル・サステナブルビジネスの潮流を掴め!」というテーマのもと、日系企業1社と外資系企業3社、そして2つの大使館を訪問しました。

今回訪問させていただいた先は、発展途上国において皮革製品及び雑貨の企画・生産から先進国での販売まで手掛けるマザーハウスの本店、環境保全に力を入れアウトドア用品におけるグリーンビジネスを牽引する米国のパタゴニア神田店、サステナブル素材を使用し快適な履き心地とシンプルなデザインが特徴のスニーカーを中心としてアパレルやアクセサリーを展開するサンフランシスコ発のファッションブランド、オールバーズ丸の内店、優れたデザイン・機能性・高品質・サステナビリティ・低価格を実現したインテリア製品から食の分野まで事業拡大を図るスウェーデンのIKEA渋谷、そしてSDGsやサステナブルビジネスの先進国であるオランダ大使館とフィンランド大使館商務部です。

今回の訪問に先立ち、ゼミ生で事前学習を行いましたが、実際に現地を訪れ、企業の方からお話を伺うことで、各企業が現在取り組まれている事業の背景や内容、今後の展開について具体的に理解することができました。また今回のツアーを通して最も印象的だった学びは、訪問した全ての企業がサステナブルビジネスにおいて「一貫した理念の共有」を重要視していたことです。変動する社会の中で企業の果たすべき役割を常に模索し、掲げた理念を従業員一人ひとり、またサプライヤーや顧客と共有することが大切であり、その姿勢がビジネスを成功に導くのだということを学びました。

オランダ大使館、フィンランド大使館商務部では、それぞれの国と日本の関係性やSDGsやサステナブルの取り組みの現状など、事前学習では知ることのできなかったリアルな情報を得ることができたとともに、各国の文化に触れることができ、有意義な時間を過ごしました。

当日は、事前学習から湧き出た疑問を現場の方に沢山質問させていただき、各ゼミ生多くの学びや感想を持ちました。その学びや感じたことをさらに多くの人々と共有するために、事後学習の一環として今回の学びを発表する予定です。今回の貴重な経験を生かし、今後も国際ビジネスの学びを深めていきます。

最後になりますが、今回訪問を受け入れていただいたマザーハウス様、パタゴニア様、オールバーズ様、イケア様、オランダ大使館様、フィンランド大使館商務部様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

(ゼミ広報担当:国際関係学部3年次生 故山実祐羽)

マザーハウス本店にて、実際に製品を手に取りサイズや重量を比較
パタゴニア神田店にて、衣類に使用されている素材についての説明を受ける
オールバーズ丸の内店にて、シューズに使用されている素材やカーボンフットプリントについての説明を受ける
IKEA渋谷にて、企業理念やイケアの取り組みについての説明を受ける
オランダ大使館にて、オランダの歴史や産業、SDGsへの取り組みについて学習
フィンランド大使館前にて、集合写真
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