国際関係学部 植原ゼミが在京都フランス総領事館を訪問しました

2021.02.12

2月1日(月)、外国語学部国際関係学科の「国際関係研究演習」(植原行洋ゼミ)の3年次生と来年度からゼミに参加する2年次生は、在京都フランス総領事館を訪問し、フランスと関西の関係について学びました。

在京都フランス総領事館は、2009年に大阪市にあった在大阪・神戸フランス総領事館が移転するかたちで京都市に開設されました。総領事館の建物は歴史ある建物であり、国の登録有形文化財にも指定されているということで、最後に館内も案内してくださいました。今回お話をしていただいたジュール・イルマン総領事は2019年9月に着任されました。

イルマン総領事から1時間にもわたり、フランスと関西の経済・ビジネスをテーマに英語で講演いただきました。フランスの経済事情も詳しくお話しくださいました。例えば、フランスは大企業だけに依存せず、新しく生まれる企業(スタートアップ企業など)に依存度を分散させ、産業の新陳代謝を促すことを目指しています。そのため、スタートアップ企業やユニコーン企業の育成に力を入れています。また、経済を支える企業に対してイノベーションを起こさないといけないことが課題で日本と同じ課題を持っていると仰っていました。また、講義の後、私たちからの数多くの質問に対しても丁寧に答えてくださいました。

フランスと関西の関係をイルマン総領事から学ぶ
お話の中で印象的だったのが、『ラ・セゾン』に対する熱い思いです。『ラ・セゾン』は現在のフランスの文化、経済、イノベーションなどを日本人に広く知ってもらうための大事な6ヶ月間で、各種イベントを通じて日本人のフランスに対するイメージをアップデートするためものと仰っていました。日本にもっとフランスの良さを伝えたいというイルマン総領事の思いを感じました。

今回得た知識を活かして、国際ビジネスへの理解をさらに深めていきます。

コロナ禍にも関わらず、今回訪問を受け入れて頂いたフランス総領事館にこの場を借りて御礼申し上げます。
(広報担当 林 航平)

(ラ・セゾンの詳細:日本におけるフランス祭「ラ・セゾン」2021年10月-2022年3月に開催
登録有形文化財の建物をバックに集合写真
(*撮影の瞬間のみマスクを外しましたがそれ以外は着用し、万全のコロナ対策で臨みました)

※国際関係学部は外国語学部国際関係学科の教育研究を基盤として2019年4月に開設。外国語学部国際関係学科で現在開講している「国際関係研究演習」(ゼミ)について、国際関係学部では、2021年度から「研究演習」として同一内容で開講します。

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