2021年度サギタリウス・レビュー連動企画 吉川 美代子客員教授をお招きし、特別講義を開催しました!
2021.12.03
現代社会学部では、2021(令和3)年11月27日(土)、本学の地域交流拠点 町家 学びテラス・西陣にて吉川 美代子客員教授を講師にお招きし、「良い書評とはなにか」をテーマとした特別課外講義を実施しました。本学関係者への公開イベントとして、対面とオンラインのハイブリッドで計27名の参加者がありました。
吉川客員教授には「2021年度サギタリウスレビュー」(現代社会学部書評大賞)開催にあたり、書評を書く上での注目すべきポイントや本の選び方などを講義いただきました。以下、特別講義に参加し、感じたことを伝えます。
書評とは、読んだ本を論評するだけでなく、自分が取り上げた本を誰かに読んでもらうことを意識した文章を作ることが大切であるという部分が印象に残りました。しかし、書評に自分の解釈を含みすぎると本の内容が伝わりません。第三者の視点を混ぜつつ自分の解釈も展開していく点が書評ならではの難しさでもあるとのことです。さらに、書評を書く際の本の選び方も教えていただきました。今の自分の気持ちに寄り添う本や、内容に共感できる本を選ぶことで書評を書き進められることを知りました。
吉川先生は勉強のために本を読むことも大切だが、心を癒してくれたり、感情を揺さぶられるような本を読むこともまた大切であると紹介されました。私もそのような癒しを与えてくれる本を探しながら日々の読書を楽しもうと思いました。
現在、現代社会学部コラボ活動団体「よまずに食べる会」では「2021年度サギタリウスレビュー」(現代社会学部書評大賞)※詳細はPOSTで確認してください。の作品を募集しています。
この書評大賞では、学術書や小説を対象とした学術書部門だけでなくライトノベルやマンガ、アニメ、映画を対象とした自由部門を設けています。京都産業大学の学生であればだれでも応募できます。締め切りは12月12日です。みなさんの参加をお待ちしております。
(現代社会学部2年次 石川 美織)
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