オンラインでパヤップ大学(タイ)の日本語の授業の教壇に立ちました‼

2021.09.21

8月30日(月)と9月2日(木)の2回、パヤップ大学(タイ)日本語学科3年生の「ビジネス日本語」の授業にオンラインで参加し、日本語・コミュニケーション専攻の学生5名が「アポイントメントをとる」をテーマとした授業を行いました。日本語・コミュニケーション専攻の学生が学内の教室で授業を行い、その様子をオンラインでパヤップ大学の学生がリアルタイムで受信します。
「〇〇のことでご相談があるのですが」「〇〇ならいいですよ」「初めてお電話させていただきます」「お目にかからせていただきたいと思いまして」といったビジネス場面での表現をわかってもらい、適切に使えるようになってもらうことが目標です。
話の進め方、例の出し方、説明のし方、練習や確認のし方を考え、それに合わせたスライドや動画などを自分たちで作り、学習者にわかりやすい日本語を使いながら伝えたいことを伝え、教室活動を行うという、日本語教育の実践で必要となる、さまざまなことが体験できたのではないでしょうか?
 

参加した学生のコメント1

去年度の秋学期に「日本語教育実習」を受講し、その中で本学に在籍する留学生に日本語の授業をしたのですが、また違う難しさを今回感じました。授業の準備中では、日本語を、どのような単語を使って、それをどのように組み立てているのか、1から考えなおすことで日本語の難しさも感じました。準備をしながら、自分が今どこに向かって何をしているのか混乱してしまうときもあり、「授業の日までに間に合うのか」「本当にこの授業でタイの学生の皆さんは理解できるのか」などの不安でいっぱいでした。しかし、授業本番中、私たちが当たり前に何も考えずに話している日本語は海外の日本語学習者にとっては文章を組み立てるだけでも難しいということを実感し、教えることの難しさや、学習者のことを考えながらコミュニケーションを取る大切さを学びました。大変なこともたくさんあったのですが、その分貴重な経験と学びを得ることができたと思います。

参加した学生のコメント2

一度「日本語教授法」という授業で日本語の模擬授業をしました。その時もグループで準備をしました。しかし今回のように90分まるまる授業を担当するというのは初めてでした。加えて相手は本物の日本語学習者です。模擬授業では日本人の学生相手だったので訳が違います。授業時間は90分でも準備するのにはもっと時間が必要です。本番では時間が押してしまい、やりたかった内容すべてができず残念でした。しかしタイの学生が徐々に問題に応えられるようになる姿はとても感動しました。なかなかこういった機会はないので、とてもいい経験になりました。

参加した学生のコメント3

今回私達は90分の授業を2回させていただきました。夏休みということで、授業準備はほとんどオンラインで行いました。アルバイトもあったので、深夜からの会議になってしまったこともありましたが、みんなで協力し合い、授業日までに授業準備が整いました。私は、授業で新しく習う日本語表現の導入の部分を担当しました。先生に、小道具などを使って寸劇をしてみてはどうかというアドバイスを頂いたので、「snow」という、顔にひげを付けたり、顔の形が変わったり、髪の色が変わったりする写真アプリで寸劇動画を撮影し、タイの学生さんにお見せしました。楽しく見ていただけたようで、よかったです。日本語教授法や日本語教育実習の授業で日本語の授業をさせていただいたこともありましたが、授業以外でもこのような形で自ら参加して、経験を積むことができてよかったです。

参加した学生のコメント4

タイの学生さんのビジネス日本語の授業を2回分、私たちで担当させていただきました。90分の授業は私たちの思った通りに進められるとは限りません。少しでもタイの学生さんに楽しんでいただけるよう授業までの間、何度も何度もオンライン会議を行い授業計画を立ててきました。しかし、当日は思っていたようにはいかず、準備通りにはできませんでした。悔しい思いもしましたが、コロナ禍であまり海外の方との交流ができない中で、タイの学生さんとの交流は、とても貴重な経験になったと思います。

参加した学生のコメント5

私は日本語学習者への授業経験がない状況で今回授業をさせていただくことになったので手順やノウハウがままならず、難航する場面が多かったなと顧みて実感しています。しかし、授業は一人で行うわけではなく他の学生と行うものであったのでそれぞれを補いつつ行えたのではないかと感じました。実際に授業を行ってみて、タイの学生さんが理解し発言してくれるなど授業の喜びや楽しさも同時に感じられたため、難しくも楽しい経験であったなと感じます。今回参加できて本当に良かったと思います。
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