経済学部 イトメン株式会社とのフードバンク事業連携による学生支援

2021.06.23

6月11日に兵庫県たつの市に本社を置くイトメン株式会社、専務取締役の伊藤喜忠氏が来学され、フードバンク事業の取り組みとして、看板商品である「チャンポンめん」2,250食分を本学学生に提供いただいた。伊藤氏は「コロナ禍でアルバイト等も制限されて、苦しんでいる多くの学生がいると聞きます。そのような学生のサポートになればと思い商品を提供しました。」と、思いを語った。
黒坂学長、大坂学部長、田中副学部長、科目担当の倉本准教授、学生でお出迎えしました。
フードバンク事業は、賞味期限や品質に問題はないものの、商品の製造・流通過程の条件等により破棄を余儀なくされた商品を、必要とする人たちに提供する仕組みであるが、悪意のある「転売」や商品の囲い込みなどの社会問題にもなっている。そのため、フードバンク事業では提供する側と受けとる側との間で、理念や目的の理解が求められる。このたびの提供においては、本学の「人」と「人」、「学問」と「社会」を「むすぶ」という理念に賛同いただき、同社のフードバンク事業との連携に結び付いた。
経済学部では、「地域活性化フィールドワークⅠ」の授業において、地域活性化に関する課題発見・解決に取り組んでいる。その中で、兵庫県たつの市で開催予定の「たつの市地域創成アイデアコンテスト」において、学生が発表する地域活性化につながる政策アイデアにイトメン株式会社の皆様が関心を寄せていただいたことが、連携のきっかけとなった。本授業の受講生は「受講した科目の地域活性化の取り組みが評価されて、地元企業と連携できたことをとても嬉しく思う。企業との連携をこれからも大切にしていきたい。」と、今後の地域連携の取り組みにさらなる意欲を見せている。
本学では、今回の事業を通じて、コロナ禍で苦しい思いをしている学生の支援を進めると共に、学生が企業や社会との結びつきを学ぶ機会を提供していく。
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