経済学部のイケダゼミとアテネオ・デ・マニラ大学の学生がオンラインで合同のワークショップを実施

2021.02.04

2021年1月13日(水)(10時30分から12時30分),京都産業大学経済学部のイケダゼミで『Ateneo de Manila University and Kyoto Sangyo University Student Workshop 2021』と題するオンライン研究発表会を開催しました。本学から2年次生と3年次生の計17名が参加し,フィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学 経済学部と同大マネジメント学部からは計24名が参加しました。
本ゼミでは通常の研究活動に加えて,このような国外の学生達との交流を通じ,英語のコミュニケーションスキルを習得するといったことにも力を入れて取り組んでいます。
なお,今回のワークショップは,本来なら昨年12月に行う予定でしたが,フィリピンで11月に発生した大型台風の被害が大きかったため,先方の事情を考慮して学生の発表会を1ヶ月間ほど延期しました。

両大学からは計8つのグループが発表を行いました。
本学の学生は
①「外食産業:危機と転機」,
②「NPOの役割と自然災害時におけるボランティア活動の実施」,
③「政府の感染対策とGoTo事業の両立に係る課題」,
④「接触確認アプリとテレワークの現状と課題」をテーマに発表しました。

一方でアテネオ・デ・マニラ大学の学生は
①「低所得層者におけるアントレプレナーシップ」,
②「マイクロビジネスにおけるマイクロファイナンスの役割」,
③「エコパークと農業雇用開発におけるNPOの取り組み」,
④「障害者のためのオンライン教育および雇用開発促進について」をテーマに発表されました。

本学では演習Iの授業時間内に実施したのでゼミ生全員が教室でマスクを着用しながらの参加となりました。しかしながら,先方の大学では,新型コロナ感染防止のため,今でもキャンパス内の施設を一切利用することができず,教員・学生とも自宅からのオンライン参加となりました。

最後に,コロナ禍という世界中の大変な状況下で,今回のワークショップ開催に尽力いただいたアテネオ・デ・マニラ大学経済学部のProfessor Philip Arnold Tuano(フィリップ・アーノルド・トゥアノ)と同大学の学生皆さんに感謝致します。
Finally, we deeply appreciate the support of Professor Philip Arnold Tuano, Chair of the Faculty of Economics, Ateneo de Manila University and his students for warmly welcoming this opportunity to jointly hold this workshop despite the ongoing worldwide crisis. Thank you very much to everyone.

参加した学生の感想の一部抜粋

  • 海外の学生と世界的に喫緊の課題となっている新型コロナの感染防止についての意見交換ができた。準備をしっかりとしていたので有意義な活動ができた。今後,自分がやりたい行動や日常生活に良い刺激を受けた。
  • 英語で行った交流会では,ネイティブスピーカーの方と接することができ,発表内容だけでなく英語学習の面でも勉強になった。また後輩のスライド作成も充実していて感心した。
  • 発表という機会を通じて,他の人達に説明する準備の大切さを学ぶことができた。今後社会に出た時に役立つ力になると確信している。 
  • このゼミで経験を積み重ねてきたので英語による発表に自信がでてきた。グループのみんなとも打ち合わせを重ねることで,迅速に行動できるようになった。 
  • フィリピンの学生とお互いに良い刺激を与えつつコミュニケーションをとるという貴重な体験ができた。また,入念な準備や意欲的な取組の大切さ,達成感を感じることができた。 
  • 英語での発表に不安を感じる部分があったが,うまく発表できた。リスニングなどまだ不十分な面もあるので次回以降さらに理解を深めるように頑張りたい。
海外や国内他校の学生との交流を通じて、成長を感じることができる学生が必ず出てきます。今後もこのような機会をたくさん作っていこうと思っています。
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